大学の単位の仕組みを分かりやすく徹底解説します!

大学の単位の仕組み

ここでは、大学の単位の仕組みと評価基準について解説しています。

大学の”単位制度”について深く理解することは、新入生の方々にとって必須事項です。

学年が上がるにつれて単位の問題で困らないように、単位制度についてしっかり理解しておきましょう。

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単位とは

単位とは一つの科目に対する一定の学習量のことを言い、一般には学習時間を基準として定められています。

そして1単位の定義は、”四十五時間の学修を必要とする内容”と文部科学省令の大学設置基準によって定められており、1単位を得るために大学が行う授業時間は、以下の範囲内と定められています。

 

1単位分の授業時間
  1. 講義及び演習:15~30時間
  2. 実験、実習及び実技:30~45時間

 

45時間の学習で1単位と定義されているのに、どうして授業時間はそれよりも短いの?と疑問に感じる方もおられるでしょう。

その理由について簡単に説明すると、授業だけでなく予習・復習の時間も1単位の取得時間には含まれているからです。

もっと言うと、大学の授業は1回90分ですが、授業1回につき予習・復習の時間180分も学習時間に加算されます。

つまり、授業一回につき学習時間を4時間半かけることが前提にあるんですね。

 

そして大学を卒業するためには、大学ごとに定められた必修単位と規定の単位数を必ず取得しなくてはなりません。

まずは必修単位について見ていきましょう。

 

必修単位

”必修単位”は別名「卒業必修科目」とも呼ばれています。

語学や体育、学部必修科目、一般教養必修科目など、必ずその科目を取らなければないように指定されています。

もちろん必修科目を取得しないと、大学を卒業することはできません。

そしてこの必修科目には、以下の2種類があります。

  • 必修科目
  • 選択必修科目

 

ややこしいですね。

必修科目は”履修の選択肢がない科目”で、 ”〇曜日の〇時限目” というように、クラスによって時間割が決められていることが多いです。

一方で、選択必修科目は”取る単位数があらかじめ決まっており、その単位数を満たすように選択科目から選んで履修するモノ”となります。

選択必修科目は科目選択の余地があるので、必修科目よりも時間割の自由が利くのが特徴ですね。

 

ちなみにこれら2種類以外の科目は、すべて自由科目に該当します。

名前のとおり、”履修するか否か自由な科目”ですね。

一般的に理系学部は必修科目が多く、文系学部は自由科目が多い傾向にあります。

 

卒業までに必要な単位数

必修科目を受講していないと卒業できないことはすでに書きましたね。

しかし、卒業までに必要な規定の単位数を獲得していないと、やはり卒業証書はもらえません。

 

そして”卒業までに必要な単位数”は、大学や学部ごとにそれぞれ決められています。

「大学設置基準第32条」には、4年制大学の卒業の要件は”大学に4年以上在学し、124単位以上を修得すること”と定められています。

※学部によって例外もあります。

たとえば医学学科を卒業するには、大学に6年以上在学して188以上の単位を取得する必要があります。

 

ここで、”もしも一年生のうちにすべての単位を取り切れば、残りの3年間は授業に出なくても卒業できるのか”という疑問も当然浮かぶでしょう。

しかし、卒業までの最低取得単位数が決められている一方で、一年間の取得可能単位数も大学ごとに決められています。

多くの場合、各学年で取得可能な最大単位数は40~50単位ほどです。

つまり、1年生のうちに卒業までに必要な単位数をすべて取得することは出来ないシステムになっているんですね。

 

でも、どうしてそんな制限が決められているのでしょうか。

これにも、上で説明した”授業1回の学習時間は4時間半を前提としている”ことが関係しています。

 

もしも1年間に取得可能な単位数が無制限であれば、たしかに毎日ほぼすべてのコマに授業を入れることも可能です。

しかし、授業1回分の学習時間は4時間半を前提にしていますから、一日に6コマ以上授業を受けたとすると、物理的に学習時間が追いつかない計算になります。

24時間以内に27時間(6コマ分)の勉強をすることは不可能ですからね。

なので、一年間の最大取得可能単位数が大学ごとに決められているんですね。

 

詳しくは、大学ごとに配布される履修要項やガイダンスの説明書に記載されていると思うので、必ず確認するようにしましょう。

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科目による単位数の違い

講義やクラス授業、実験やゼミナールなどにそれぞれ割り当てられている単位ですが、単位数はそれぞれ異なっています。

例えば、通常講義は4単位、実験は1単位、ゼミなら8単位といった具合ですね。

実験・実習は1単位、講座や体育などは半期で2単位、通年の講義は4単位であることが多いようです。

しかし、これも各大学によって異なります。

履修要項でしっかりチェックしておきましょう。

 

単位取得期限のチェック

これは意外と盲点な学生が多いです。

”いつまでに必修単位を取得すればいいのか”、また”いつまでに何単位取得していなければならないのか”、しっかり把握しましょう。

学部によっては、1年次修了までに30単位以上取得していなければ2年次へ進級できない場合や、64単位以上を2年次修了までに取得していなければ3年次への進級できない場合などがあります。

さらに、定められた必修科目の単位を取得できないと進級できない場合や、4年次まで進級しても卒業単位が取れない場合は留年が確定することもあります。

単位を期限内に取得できるようにしっかり履修計画を立てましょう。

大学の履修登録のコツと基本

 

単位の評価ポイント

単位について少しイメージできたかと思いますが、ここでは単位の評価ポイントについて見ていきましょう。

 

一般的な評価点

評価点は、主に「A(優)・ B(良)・C(可)・D(不可)・E(無効)」の5段階でつけられます。

「E(無効)」は期末テストを欠席した場合などにつきます。

そして多くの大学では、「D(不可)」と「E(無効)」は不合格扱いになります。

単位を取るために、授業ごとに「A(優)・ B(良)・C(可)」の評価をもらえるよう努力しましょう。

 

授業ごとの評価ポイント

単位評価のポイントは、「大教室授業」や「クラス授業」、「実験・実習」や「ゼミナー ル」などでそれぞれ異なります。

 

評価ポイントの違い
  1. 大教室授業:出席率・レポート・テスト
  2. クラス授業:出席率・レポート・テスト・プレゼン
  3. 体育実習:出席率・実技・態度
  4. 実験(実習):出席率・実験の進行度・レポート
  5. ゼミナー ル:出席率・態度・プレゼン内容

 

「大教室授業」の場合、一人の教授に対する学生の人数が多いですから評価方法が絞られるのは当然ですね。

また「クラス授業」の場合は少人数中心での授業になりますから、学生のプレゼンに対する評価が大きく反映されます。

「ゼミナール」では特定の教授と一緒に専門的な研究を行うので、特にプレゼン内容や卒論に対する評価が重要です。

 

評価基準と評価比率

授業ごとに評価のポイントがあることは説明しましたが、評価基準と評価比率も授業ごとに異なります。

授業ごとの評価基準(例)
  • テスト重視:出席10%、提出物30%、学期末試験 60%
  • 出席重視:出席60%、提出物10%、学期末試験 30%

 

アルバイトや部活動で忙しく、あまり大学に通いたくないという学生にはテスト重視の授業が向いています。

また一方で、テストで一発勝負したくないという学生には、出席していれば評価点がもらえる出席重視の授業が向いています。

しっかりとシラバス(履修要項)を確認し、評価基準と評価比率について調べておきましょう。

 

まとめ

以上、大学の単位の仕組みと評価ポイントについてでした。

この記事で単位の取得について数々の例を挙げましたが、具体的な単位の評価基準は各大学の授業ごとに決められています。

繰り返しになりますが、履修要項やシラバスで単位について必ず確認しておいてください。

 

また、単位の評価を上げるために共通して重要なのは積極性専門知識量です。

授業に積極的な学生は自ずと出席率も高くなり、授業内での発言回数も多い傾向にあります。

そして専門知識量が多い学生はテストで高得点を狙えますし、プレゼンや教授との会話の専門性も高く、高評価につながりやすいのです。

自分の興味や能力、ライフスタイルにあった授業を選んで”フル単”を目指しましょう。

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