大学生の一人暮らしの割合ってどのくらい?

大学生 一人暮らし 割合

ここでは、一人暮らしをしている大学生の全体に占める割合についてまとめています。

国公立大学か私立大学かによって、一人暮らしをする学生の割合が大きく変化するのはなぜなのか。

そして、一人暮らしを考えている方々が知っておくべき、年間費用200万円の壁とは何なのかについても解説します。

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大学生の一人暮らしの割合

さっそく本題ですが、日本の大学では約4割の大学生が一人暮らしをしています。

いきなり”約4割”と言われても、漠然としていてよく分からないと思いますので、より具体的な数値データをご覧ください。

下の表と円グラフでは、大学生の居住形態別の割合をまとめています。

 

大学生の居住形態別の割合

自宅 アパート等 学寮
56.5% 38.0% 5.5%

※平成26年度学生生活調査(JASSO)より引用

アパート等38.0%と学寮5.5%を合わせると、たしかに43.5%となり、一人暮らしの大学生は全体の約4割であることが分かりますね。

しかし、このデータには、一人暮らしの大学生の割合についての本質的な事実が十分表されていません。

一人暮らしの大学生の割合について見ていく中で注目しなければならないのは、国公立大学生か私立大学生か否かによって、学生の居住形態別の割合に大きな変化があるという点です。

一体どういうことなのか、下の項目で説明していきます。

 

国公立大学か私立大学か

上では”大学生”という大きな括りで学生の居住形態別の割合を参考にしましたが、ここではより細分化したデータを参考にします。

国公立大学か私立大学かによって、学生の居住形態別の割合は以下のように表されます。

上の表の大学生全体の平均と比較しながらご覧ください。

 

<大学生の居住形態別割合>

自宅 アパート等 学寮
国立 31.3% 63.0% 5.7%
公立 39.4% 57.5% 3.1%
私立 63.3% 31.1% 5.7%

※平成26年度学生生活調査(JASSO)より引用

 

国立大学公立大学に在籍する大学生の居住形態別の割合は似ており、自宅暮らしよりも一人暮らしをする学生が多い傾向にあります。

しかし一方で、私立大学はアパート等や学寮で一人暮らしをする学生よりも、自宅暮らしの学生が多い傾向にあることが分かります。

もっと分かりやすいように、上の表を以下の円グラフにしましたのでご覧ください。

※「アパート等」と「学寮」を合わせて「一人暮らし」にしており、国立大学と公立大学の平均値を国公立大学としています。



 

自宅で暮らす学生の割合アパート等で暮らす学生の割合は、国公立大学と私立大学で逆転していることが分かりますね。

つまり、全体で見れば確かに約4割の大学生が一人暮らしをしていますが、国公立大学に限れば約6~7割の学生が一人暮らしをしているということです。

しかし、どうして国公立大学と私立大学の学生たちの居住形態別の割合の間に、こんなにも大きな差があるのでしょうか。

 

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原因は学費と生活費の差か

学生たちの居住形態別の割合が国公立大学と私立大学で大きく異なることには、大学生活に必要な年間費用の差が関係していると考えられます。

当然ですが、国公立大学生と私立大学生では1年間の学費と生活費に大きな差が存在します。

ここでも日本学生支援機構の資料を引用し、学生の居住形態別の1年間に必要な費用を見てみましょう。

※「年間費用」とは、大学生の学費と生活費の平均を合わせたものです。

 

<大学生の居住形態別:年間費用>

自宅 アパート等 学寮
国立 110万円 171万円 132万円
公立 110万円 165万円 134万円
私立 177万円 239万円 204万円

※平成26年度学生生活調査(JASSO)より引用※四捨五入して単位を(円)→(万円)にしています。

いかがでしょうか、実家暮らしの私立大学生が多い理由が一目瞭然ですね。

もしも私立大学生が一人暮らしをした場合、1年間で必要になる平均費用は200万円を超える可能性が高いでしょう。

年間200万円もの支出は大学生活でかなり大きな負担になりますので、多くの方は、年間費用が200万円以上になることを避けようと考えます。

したがって、国立大学生と比較した場合に、一人暮らしをする私立大学生が少ないのは仕方ないことだと言えます。

また、一人暮らしの国公立大学生実家暮らしの私立大学生の1年間の年間費用が、統計上ほぼ同じになっている理由も、年間費用200万円の壁が関係していると考えられます。

 

生活費200万円の壁

以上の考察をまとめると、国公私立問わず、多くの大学生が毎年200万円以内で生活しているという事実も見えてきます。

つまり、多くの大学生が年間費用200万円の壁を意識しているということです。

しかし、これは当然であると言えます。

4年間続く年間200万円もの支出は、学生でなくても大きな負担になるでしょう。

アルバイト収入や奨学金、保護者からの仕送りを合わせて、なんとか大学生活を送ることを考えると、200万円の壁は意識せざる負えません。

したがって、一人暮らしをしたいか否かという感情的な問題以前に、年間200万円もの学生費用を、少なくとも4年間払い続けられるかという問題が重要になります。

 

一人暮らしを迷っているなら

この記事を読まれている方は、一人暮らしをしようか迷っている方その保護者の方でしょう。

そんな方々は、大学の学費を含めて、一人暮らしを想定した1年間の生活費を計算してみてください。

そして、1年間の大学生活で必要になる費用が200万円以上か否かという基準を、一人暮らしをするか否かの判断基準のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

当然ですが、年間生活費の限界が必ずしも200万円であるとは限りません。

学生によっては、それが150万円かもしれませんし、100万円以下かもしれません。

いくらまでなら最低4年間もの支出に耐えられるのか、しっかり計算して検討しましょう。

ちなみに、自宅暮らし学生と一人暮らし学生の生活費の差は、主として家賃食費光熱費が関係しています。

光熱費はさておき、家賃と食費の支出額は馬鹿に出来ません。

生活費の節約を考えるならば、この二つの支出額をいかに減らすかに焦点を当てましょう。

 

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