ここでは、仕事に対してだるさを感じてしまったり、会社に行きたくないと感じてしまった時に考えるべきことについてまとめています。
「仕事がだるい。全くやる気が出ない!」
お仕事をされている方で、このような感情を抱いたことが無いという方はかなり珍しいでしょう。
仕事にだるいと感じる事は、別に特別な事ではありません。
仕事に対するモチベーションを失ってしまったり、職場の人間関係が上手く行かない時など、誰しもが仕事に対してマイナスな考え方になってしまうものです。
誰にでも有り得る、ごく普通の感情なのです。
では、仕事に関してこのような感情を抱いてしまった時、一体どうすればいいのでしょうか。
参考にしてみてください。
まず、「仕事がだるい」と感じてしまうのは、今に始まった事ではないと思います。
少し、昔の事を思い出してみて下さい。
例えば、小学生ぐらいの頃を振り返ってみましょう。
土曜日、日曜日の楽しかった休日が終わり、月曜日から学校に行かなければなりません。
そうすると、日曜日の夜には必ず「明日から学校か。嫌だな。」なんて思っていませんでしたか?
この感情は、ほぼ全員の学生が一度は感じたことのある感情だと思います。
その感覚や感情が、大人になった今でも普通に起こっているのです。
ですから、
「仕事をだるいと感じてしまう自分はダメな奴なんだ。」
「社会人失格だ。」
などと自分を責める必要は勿論ありません。
ただ、「だるいな」と感じる対象が変わっただけなのです。
ですから、自分を無理に責めることなく、冷静的にお仕事について考え直してみましょう。
仕事について考え過ぎない
楽しい休日が終わる頃には、その日の楽しかった出来事や、嬉しかった事、良い思い出になると感じた事や、自由な日を過ごした開放感、など沢山思い出されてくると思います。
そして、夜に次の日から始まる仕事について、憂鬱な気持ちを抱きながら眠りにつくという方も多いのではないでしょうか。
「たまった面倒な仕事を片付けなきゃ。」
「職場の人間に会いたくないなあ。」
このように、心配事について考えすぎてしまうと、会社に行く事がすごく辛くなってしまいます。
とは言っても、普通は意識して心配事を考えないようにするなんて無理ですよね。
意識してしまっている時点で、心配ごとからは離れられませんからね。
ですから、こんな時は仕事以外の他の事をやる・考えるということを意識してみましょう。
スポーツで体を動かすのもいいですし、趣味に没頭するのもいいでしょう。
とにかく、仕事意外のことに没頭して仕事について考えない努力をしてみましょう。
最も避けるべきことは、部屋に閉じこもって孤独に悩み続けることです。
部屋に閉じこもっていると、どうしても深く事ばかり考えすぎてしまい、マイナスな感情を生みやすくしてしまいます。
実際、「部屋員閉じこもって考えるだけで悩みが解決する」という事は少ないはずです。
結局、多くの問題は行動しなければ解決することはできません。
「仕事の悩みについて考える事は無駄である」とは言いませんが、考えすぎることは精神的に自分を追い詰めてしまいます。
ですから、仕事について常に平常心を維持できるよう、仕事について悩み続けることから一度離れてみましょう。
仕事は頑張らなくても良い
仕事がだるいと感じる時。
そんな時、自分の気付かないところで「もっと仕事を頑張らなければ。」という考えが働いているのかもしれません。
頭では常に「もっと頑張らなければいけない」と理想を追っていても、現実がその理想についてこれないとイライラが積み重なってしまい、結果として仕事に対するモチベーションが下がってしまう事につながります。
私が思うに、仕事は頑張らなくてもいいのです。
「頑張る」という言葉自体が、あなたを追い込んでしまい、余計に仕事がだるいと感じさせてしまうのです。
では、どう考えたら良いのでしょうか。
仕事は頑張らなくてもいいから、「適度にやっていこう。」という考えに変えるのです。
仕事に精を出すことも大切ですが、それよりも心身ともに健康を保ち、無理をしない程度に適度に仕事をこなすことの方が重要です。
むしろ無理をしない分、仕事の効率が上がるかもしれません。
そもそも、頑張ろうが頑張らまいが、仕事の結果に大きな影響がでないのであれば気にする必要はないはずです。
「焦って頑張った仕事」も、「適度に落ち着いてした仕事」も、結果が同じであれば過程は関係無いのです。
自分の仕事ぶりを振り返って、「無理をし過ぎている」と感じませんか?
もしも自分が無理をしていると感じるのであれば、少し肩の力を抜いてリラックスした状態で働いてみてはいかがでしょうか。
やらされている感を変える
日々の仕事に対して、「自分から進んでやろう!」という意識を持っている方は珍しいと思います。
「給料のために仕方なく仕事をしている」というように、やらされている感を持って仕事に向き合っている方の方が圧倒的に多いはずです。
「仕事なんだから、命令されるのは仕方がない。」
「どんなに嫌な仕事でも、やらなければ評価が落ちてしまう。」
という考え方ですね。
しかし、あえてその考え方を根本的に変えてしまいましょう。
直ぐに実践できなくても良いので、習慣を続けていけば、考え方は必ず変わります。
では、どういった考え方で仕事と向き合うべきなのでしょうか?
おすすめは、「きっと誰かの役に立っている」と考えながら仕事をするという事です。
目の前にある仕事は自分のためだけにあると見えてしまうかもしれませんが、その仕事は必ず誰かの役に立っているはずです。
例えネジの一本であっても、無ければ困る人がいるのです。
無意味な仕事なんて1つも無いのです。
こう考えてみると、「仕事をやらされている感」から、「仕事を進んでやろうという気持ち」に変わりませんか?
「仕事を無理やりやらされている」と感じている間は、仕事に対するモチベーションが上がりません。
一度、あなたの仕事がどんな方たちの役に立っているのかを考えてみてください。
自分を客観視する
少し難しいですが、仕事に追われ、焦っている自分を冷静に客観的に見てみましょう。
つまり、自分の思考と感情を切り離して、感情的になっている自分を観察対象にするわけです。
「あー、自分焦ってるわー。」
「なんで私はこんなに焦ってるんだろう。」
と自分を客観的に分析することによって、心を落ち着けやすくすることが出来ます。
少し慣れが必要かもしれませんが、これを身につけることが出来れば様々な場面で応用が効きます。
例えば、会社で上司に怒られている時に「なんでこんなに怒られないといけないんだ、こんな上司大嫌いだ!」と感情的になっている自分を、「なんで自分はこんな事で腹を立てているんだろう」と客観視してみることで、少し冷静さを取り戻すことが出来るはずです。
感情をコントロールするという目的で、ぜひ自分を客観視することを考えてみて下さい。
まとめ
世の中、「仕事がだるい」「会社に行きたくない」などとネガティブに考えてしまっている方々はたくさんいます。
むしろ、「仕事が楽しい!」「はやく会社に行きたい!」などとポジティブに仕事に臨んでいる方はかなりの少数派です。
「今すぐ宝くじで5億円が当たったとして、それでも全力で仕事に取り組める」という方は、本当に少ないのです。
多くの方は仕事に対して消極的であり、それが普通なのです。
ですから、必ずしも仕事に対して熱心にならなくてもいいのです。
仕事がだるいと考えている自分を冷静に受け止めて、体を壊さないよう、泰然自若とした態度で仕事に取り組んでみてください。
また、「今後、この仕事でやっていける自信が無い」というときは、選択肢を広げるという意味でも転職を考えてみましょう。
近年、転職市場はとても盛り上がっており、転職が当たり前の世の中になりつつあります。
本格的に転職する気は無いという方も、他社・他業種の求人を見ることで自分の状況を確認する際の参考にすることができます。
慢性的に「仕事がだるい」と感じている方は、ぜひ求人を覗いてみてください。
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