転職で後悔しないために!転職前に絶対に考えるべき5つのことを経験者が力説します

転職して後悔

転職を決断するって、すごく勇気がいることですよね。

転職したけれど、職場や仕事内容が思っていたものと違う。

結果、転職をしない方が良かった。

後悔することになった。

想像するだけで、怖いですよね。後悔するかもしれないなら今の職場で我慢しようと考える人も多いでしょう。

しかし、あなたが転職を前向きに考えているなら、伝えておきたいことがあります。

筆者は数回の転職経験があります。

今の仕事である程度は満足していますが、本当の本音としては、転職したことを少し後悔しています。

今だからこそ分かりますが、転職前にやっておくべきことがありました。

この記事では、転職を決意した方が後悔しないためのアドバイスをお伝えしていきます。

転職で後悔しないために、辞める理由を明確にしよう!

感情的になって、勢いで辞めてしまうと後悔することになります。

まずは、しっかりと時間をとって、なぜ自分が辞めたいのかを冷静に書き出してみましょう。

・仕事の量が多すぎる。朝早くから夜遅くまで働く生活に耐えられない

・仕事の内容が好きになれない。もっと自分にはやりたい仕事がある

・職場の人間関係がイヤだ。精神的に消耗するから転職したい

自分には、やりたい仕事がある。転職をすれば給料や待遇が良くなる。

そういった、前向きな理由の転職ならば後悔することも少ないでしょう。

しかし、仕事の量が多い。人間関係がイヤだ。

こういった理由に関しては、わざわざ転職をしなくても、今の会社で改善することができるかもしれません。

辞める理由を明確にした上で、本当に転職をする必要があるのか考えてみることが大切です。

転職をすれば、1年から3年くらいは一人前になるために仕事に全力で集中しないといけません。

そんな苦労をしてでも、転職をするべきでしょうか。

自分に問いかけてみましょう。

 

転職をしなくても今の会社で改善できないか交渉してみよう!

私は最初の職場では、営業の仕事をしていました。

仕事量が多くて常に余裕がなく、車の事故が続いたため不安になりました。

この仕事は自分には向いていない。

自損事故で済んでいるけど、人身事故を起こしてしまったらどうしよう。

辞めた方がいい。転職をするべきだ。

当時はそう考え、転職先を決めて、上司と会社になんと言われようと辞める決心をしてから打ち明けました。

辞める意思を伝えると、辞めないで本社の人事など、事務系の仕事をしてみないかと話をされました。

しかし、当時の私はもう辞める決心を固めていたので、事務系の仕事を検討することなく転職してしまいました。

今では、本社で事務の仕事をしてみてから決めれば良かったなと少し後悔しています。

その頃の私は若かったので、会社がこんな提案をしてくるなんて考えたこともありませんでした。

「会社から与えられた仕事ができなければ、解雇されるだけだ」と思い込んでいたのです。

しかし、実際は違います。

会社にとって、人が辞めるということはとても痛いことです。

辞められるくらいなら、できる範囲で改善を考えてくれるかもしれません。

もちろん、これは私の体験に過ぎません。

全ての会社がそんな対応をするとは限らないでしょう。

しかし、会社に交渉をしないで転職をしてしまうのは勿体ないと個人的に思います。

「会社に何かを要求するなんて、人間関係で気まずい」と感じるかもしれませんが、転職のリスクと比べれば小さなことじゃないですか。

転職する前に、不満な点を改善できないか今の会社で相談してみましょう。

 

転職で後悔しないために、在職中に転職活動をしよう!

転職をすると決心しても、今の仕事をすぐに辞めてしまうのはマズイですよ。

退職した後にしばらく旅行を楽しんで、リフレッシュした後に転職活動を始めよう。

そんなことを考えていると後悔すると思います。

転職先がすぐに見つかるとは限らないからです。

転職活動はそれなりに時間がかかるものだと考えるべきです。

 

書類選考や面接は落とされて当たり前。

働く条件や待遇が良いところに応募するなら、倍率も自然と多くなります。

転職活動は簡単ではありません。

さらに、会社を辞めてから転職活動を始めると、なかなか転職先が決まらない現実に、だんだん自信を失ってしまいます。

そして精神的に追い詰められた結果、条件や待遇を我慢し、内定をもらえたところにとにかく就職するなんてことも普通にあり得ます。

このへんは新卒学生の就職活動と同じです。

そんな投げやりな転職になることを出来るだけ避けたいなら、在職中に転職活動をしましょう。

 

実際、転職市場で自分に合った求人を見つけることは容易ではありません。

魅力的な条件の求人が少ない時期がありますし、努力だけでなく運も必要です。

在職中なら焦らず待てますが、すでに退職しているなら「アルバイトで食いつなぐ」ことになる可能性もあります。

自分を安売りしないためにも、転職活動は時間をかけて行いましょう。

 

転職で後悔する人は、間違った思い込みから自分を安売りしてしまう!

転職を何度か経験して分かりました。

給料が高くて待遇が良い仕事ほど大変だ。

責任が重いとか何かしら大変だからこそ、給料が良いのだろう。

これは間違った思い込みです。

でも、誰も教えてくれないですよね。

間違っていると気づかない人は、自分を安売りして転職を後悔します。

給料が低いのに仕事が大変な会社はあります。

逆に、給料は比較的いいし、仕事の内容が比較的、楽な会社もあります。

当然、給料が良くて仕事も楽な方がいいですよね。

ただ、そういった会社を見つけるのは簡単ではありません。

実際にいろいろな人に会って生きた情報を集めながら、じっくり転職活動をしましょう。

 

転職で後悔しないためには、自分を深く知ることが大切!

転職を何度か経験すると分かりますが、どんな仕事もそれなりに大変です。

ただ、その仕事を大変だと感じるかどうかは、人それぞれ。

自分のこれまでの仕事内容や経験から、自分はどんなことは耐えられるのか振り返ってみましょう。

 

得意なこと、長所と言われると小難しいことを考えてしまうかもしれません。

質問を変えて、自分が比較的ストレスを感じないことは何だろうと考えてみましょう。

・人と話すこと、接することは、今まで自然とできていた

・黙々と事務作業をしている時は、充実感を感じていた

・体を動かすことは好きで楽しめた

他の人なら大変だと感じる仕事。

でも、自分はあまりストレスを感じない。

そんな仕事に就けるといいですよね。

自分のこれまでの人生を振り返って、じっくりとノートなどに書き出してみましょう。

 

自己分析をして自分のことを深く知っていると、転職活動を迷いなく進んでいけます。

面接でも、うまく自分を売り込むことができるでしょう。

また、しっかりと考え抜くほど、自分の決断を強く信じることができます。

転職した先でも、おそらく辛いことはあるでしょう。

しかし、自分でしっかり考えた末の決断であれば、逃げずに耐えられます。

「あの決断は間違っていなかった。」

そう思える日まで、がんばる気力が湧いてきますよ。

 

在職中に自己分析や転職活動をするのは楽ではありません。

毎日、少しずつ時間をかけていきましょう。

転職で後悔をしないために。

転職して後悔した経験のある15名の方の理由・意見

転職活動は体力や精神を大きく消費してしまいますから、本気で転職を考えている方が転職を成功させるためには、大きなエネルギーが必要になります。

しかし中には、そんな大きなエネルギーを消費して転職に成功したにも関わらず、転職後に後悔を感じてしまう方々もいるのです。

転職後に後悔を感じてしまった方々は、いったいどのような事に後悔を感じているのでしょうか。

今回は、転職経験の有る15名の方に「あなたが転職後に後悔を感じた事について教えて下さい。」というアンケートを実施し、転職後に公開した経験を持つ方々に経験談を教えて頂きました。

1.長時間労働と厳しい上司

女性
(女性29歳:調理師⇒リンゴトリミング工場)

●年収の変化:プラス36万円

長年続けてきた調理の仕事をやめました。

なぜかというと、時間帯も早番が5時くらいまでに出勤と早く起きなきゃいけないことと、交代制でしたが、朝・昼・夜とワンオペ勤務だったからです。

そこで私は仕事を変え、リンゴのトリミング工場に就職することにしました。

しかし、そこでは長時間労働しなきゃいけないということもあり、また厳しい上司がいたので辛かったです。

出来ないと「馬鹿じゃないの」と言われたり、慣れない同じ作業を黙々と永遠続けるという作業も辛いです。

今思うと、前の職場の方が合っていたと思います。

変えなければよかった後悔しています。

2.転職前の下調べは大切

女性
(女性21歳:接客業→事務職)

●年収の変化:マイナス20万円

転職した理由は、事務職を希望していたからです。

なので、次の会社は事務職のみで判断しました。

でもそのせいで私は転職の失敗をしてしまうことになったのです。

私が転職した会社はブラック会社でした。

 

それもブラック中のブラック会社という本当に後悔だらけの会社で、何がブラックかというと、

「残業代・休日出勤代が出ない」

「有給をもらえない・与えない・取らせない」

「休んだ次の日には『休むな』と言われる」

「病院行きたいから遅刻したいと言うと『来い、絶対来い』と必ず来させる」

「自分に都合が悪いときは人を蹴る・殴る・モノを投げる、暴言・暴行がすごい」

など、数え切れないほど普通では無いところばかりでした。

もう辞めてしまいましたが、辞めて正解だと思っています。

これから転職する方には、行きたいと思っている会社の調査・下調べを十分にすることをおすすめします。

3.転職活動は余裕を持って

女性
(女性23歳:アパレル販売→アパレル販売)

●年収の変化:変化なし

前職場での人間関係が嫌になって、転職活動を始めました。

収入が途絶えるのが嫌で、早めに転職を成功させたくて、初めに内定を頂いたところに入社しました。

しかし、そこでの人間関係はパワハラ上司がいるなど、最悪なものでした。

このことで後悔したことは、「もっと貯金しておけば良かった」ということです。

もし、もっと貯金があれば「焦らずに済んだのに」と感じました。

また、実際に口コミがあるところならば、参考にした方が良いと思います。

もちろん、それだけに頼りすぎることは良くないのですが、口コミは想像以上に頼りになります。

転職活動はしんどいこともありますが、早めに内定が得られたからといって決めずに、色々調べてみるべきだと思います。

4.焦りは禁物

男性
(男性25歳:接客業→サービス業)

●年収の変化:プラス50万円

私は前職の収入が少なく、それが理由で転職を決めました。

勤務時間などに不満はなく、人間関係も悪くありませんでした。

むしろ、みんな仲がよくて和気あいあいとした雰囲気でした。

働きやすい環境に身を置けているという自覚はあったのですが、収入の低さが引っかかり、生活が苦しくなったので他の仕事をしようと決めました。

早くこの状況から抜け出したいと強く思い、早く次の勤め先を見つけたいと転職先を探しました。

焦る必要はなかったのですが、探せば探すほど分からなくなり、気づけばなぜか焦りながら探していました。

求人情報に目を通しても収入の面にしか目が行かず、他をしっかり見てるつもりが見れていなかったのです。

今転職してからは、結局職場の雰囲気は悪く、労働時間もそこまで変わらず、収入は少し上がりましたが、それ以上上がることもなく後悔だらけです。

アドバイスとしては、焦らず目先だけを見るのではなく、先のことを考えていろいろな企業の求人情報に目を通し、話が聞けるなら話を聞いて、選択肢をできるだけ広げて置けば、一歩引いて落ちついて転職先を決められると思います。

5.転職する必要性を考えるべき

男性
(男性25歳:建設業→電気工事)

●年収の変化:マイナス50万円

僕は建設業の外現場で鉄筋屋さんをしていました。

しかし、会社の福利厚生、保険関係に不満を感じ転職を考えました。

次の仕事を色々考えたのですが、たまたまお知り合いのお仕事で電気関係の仕事の紹介がありましたので、そちらの方にお世話になる事を決めました。

しかし結局、簡単な仕事などありません。

0の状態からのスタートで覚える事がたくさんあり、オーバーワーク気味です。

向いてる向いてないもあると思いますが、人間は比べる動物です。

前の仕事が良かった。

と思うことはたくさんあります。

「続けていれば今頃・・・」と思う事もあります。

今転職を考えてる方は、まず今の自分の居場所を見つめなおしてください。

「やめてやる!」っていう気持ちでもいいです。

その気持ちで今の仕事を見つめなおしてみてください。

本当にやめる理由が的確に見つかるなら、やめてもいいとおもいます。

「仕事が辛い」「給料に不満が」そんなものは、よっぽどのことがない限り次の仕事も同じです。

後悔は先に立ちません。

6.職場の雰囲気は大切

女性
(女性26歳:接客業⇒事務員)

●年収の変化:ほぼ変わらない

転職活動中の面接時に言われた月々の給与額と、実際に入社してからの給与額が全く異なり、本来給与が増える考えだったので予定が狂ってしまいました。

また、そのような大事な内容を結果的に嘘つかれてしまった事に対して、転職先への不信感を持つ状態で再スタートとなってしまったことが残念でした。

前職の接客業を始めた理由は「人と関わり、喜んでもらえるお仕事をしたい」という明確な理由と生きがいのある状態で始めたが、

転職先はとにかく生活のために決めたお仕事なので惰性的になり、あまりお仕事をしていて楽しいと感じませんでした。

転職先は年齢層が高すぎて、職場での人間関係もギクシャクきているところで、もっと職場の雰囲気を見てから転職を決めれば良かったと思います。

7.やっぱり年収は大事

女性
(女性26歳:広告業界→IT業界)

●年収の変化:マイナス40万円

実家暮らしなので収入はあまり気にせず転職しましたが、やはり収入は大切だと思いました。

前職では同年代と比べてかなりもらっているほうだと思っていたため、同じ年収での転職は厳しいだろうと感じていました。

転職活動をはじめてすぐに内定がでた企業に転職しましたが、思っていた以上に年収はモチベーションに直結すると知りました。

「楽な仕事なら給料低くてもいい」とも思っていましたが、「給料低いならどんどん楽をしたい」と思ってしまい、成長意欲がなくなります。

転職の際、どんな方でも1番の軸にすべきなのは年収ではないかと思います。

また、納得できない会社から内定をもらった場合、一旦立ち止まって考えることが後悔のない転職活動につながるのかなと思います。

8.個人店への転職は注意

女性
(女性28歳:美容室(大手)→美容室(個人店))

●年収の変化:マイナス12万円

元々は都内の大手美容室で働いていましたが、地元に戻ってきたため転職をしました。

私の地元には大手の美容室チェーンがないので、やむなく個人店へ転職することになりました。

大手というぬくぬくとした安心感の中で育ってきたため、個人店で働くことにギャップを感じたのは入社して間もない頃。

一番は待遇面への不満でした。

 

まず社会保険が完備されていませんでした。

毎月2万円近くの保険料を自ら納めに行くことに、とても苦痛を感じます。

あとは、国民年金も痛ったです。

正直、これは滞納してしまう月もあったりしました。

このように、労働環境がグレーな部分もあるので、勤務時間に対してもかなりルーズでした。

私はレセプションなのでまだましでしたが、修業中であるアシスタントさんなんかは朝8時に出社して夜の12時に仕事を終える、なんていう毎日です。

しかも残業代は支払われません。

こんな劣悪な環境に長くはいられないと思い、すぐに転職をしましたが、そもそもここに入ってしまったことに後悔しています。

美容室でなくとも、個人経営のお店はまだまだ環境整備されていない職場が多いです。

自由な社風が魅力でもある個人店ですが、それ以上に現実を見た方が宜しいですよ。

9.相談相手は欲しい

女性
(女性28歳:接客業⇒秘書)

●年収の変化:マイナス45万円

結婚を機に、夜勤のない職場へ転職しました。

それまではホテルで接客業をしていたので昼夜問わず激務でしたが、職場の雰囲気とチームワークが良く恵まれた職場環境のおかげで長く働く事が出来ました。

しかし、結婚後は仕事と家庭の両立に悩み転職を決意しました。

転職先に選んだのはビジネスマナーの講師の方を支える秘書の仕事で、主に講師のスケジュールを管理したり、事務処理の要素を兼ねていたので座り仕事が多く、体力的には転職前より楽にはなったけれど、精神的に疲れる事が増えていきました。

特に思い悩んだ事は、転職先では同じ秘書配属の人が誰もおらず、相談相手がいない事が一番の悩みでした。

転職前は支え合える同僚がいたので、仕事の相談相手がいない環境は本当に心細く転職をした事を後悔してしまいました。

転職するまでは更にいい環境に移りたいと希望を持ってしまいがちですが、必ずしも転職していい環境になり得る訳ではないと転職後に気付かされました。

そして、条件面は転職前に確認をする事が出来るけれど、職場環境は入社してからでないと分からないものなので、自分自身の臨機応変さも転職には必要な要素だと思い知りました。

10.本社だけでなく、支店にも注目するべき

男性
(男性29歳:販売店⇒営業)

●年収の変化:マイナス100万円

まずは金銭面です。

以前は店長として働いていたため手当などあったのですが、現在は平社員なので手当てなどなく給料が大幅に減りました。

あとは、上司との関係が上手くいっていない点です。

正直、上司はポンコツで、教育者として残念でしかありません。

所長はいい方なのですが、職業的にも合わなかったのではないかと後悔しています。

営業がしたかったので入ってみたものの、新規の営業には全く行かせてもらえず、消極的な事業所でいつ閉鎖されるか不安です。

本社勤務になると引っ越すか、今より2時間以上長い時間かけて通勤しなければならなくなります。

なので会社の売り上げだけではなく、事業所の売り上げを気にするべきだったと思います。

あとは、面接の段階でこちらが選んでるつもりで挑むべきでした。

11.噂はあくまで噂

女性
(女性30歳:事務職→医療事務)

●年収の変化:プラス100万円

契約社員で事務職をしていました。

環境も良く、6年続けましたが、給与面がかなり悪くて将来のことを考え泣く泣く退職しました。

退職してからというもの、なかなか内定をもらうことが出来ず、結婚してからも働きやすいと聞いていた医療事務に転職しました。

転職先の病院は大きな病院でした。

20代の方と産休明けの30代の方が多かったです。

「産休明けでも続けることが可能なんだ」そう思っていました。

 

ですが、入ってまず「産休明けのベテランは続々と辞めていき、ベテラン達がいなくなっているのが現状だ」と言われました。

また、「3年間は結婚しないこと」とも言われました。

その予定はありませんでしたが、言われたとき30歳手前でした。

そして入ってからというもの帰れない日々が続き、半年で健康面に不調が出てしまい、退職する結果に至りました。

健康面の不調とはいえ辞める結果に至ったので、面談では色々と小言を言われました。

仕事が嫌いだった訳ではありません。

でもこんな人達の下では人生を歩んでいけないとかなり後悔しました。

今でもそのたった半年の期間での出来事は、自分にとってマイナスだったと思っています。

12.何のために転職するのか

女性
(女性32歳:転職支援コーディネーター⇒流通管理)

●年収の変化:マイナス10万円

前職は転職支援をしていたため、転職を希望している方の面談や求人紹介、進捗状況の確認などがあり、転職希望者と終業後に連絡を取り合う事が多く、毎日終電近くまで残業がありました。

結婚を控え、このままの勤務形態では主人にも迷惑がかかり、将来子育てをしていく上でも難しいと感じ、「残業ほぼなし」「子育てママ活躍中」の企業へと転職しました。

転職後は定時に仕事を終えることができ、有意義な時間を過ごせていたと思います。

しかし、業務拡大のための補充という理由で入社しましたが、まもなく就業部署の見直しがあり、当初2名で行なっていた業務が1名に縮小になってしまいました。

 

上司に確認したところ、入社時には縮小方向へと決まっていたそうです。

担当が私1人になり、小さい子どもを抱えての就業は大変厳しいものになりました。

保育園の呼び出しコールに怯え、親戚は遠方のため頼れず、子どもの体調で仕事に穴をあけてしまうこともしばしばです。

私以外に業務をできる方がいないため、部署内の業務も滞ってしまい、ご迷惑をかけてばかりでした。

転職する際には、目的は何か、そして目的を果たせる企業なのかを人事とよく確認して決めることをオススメします。

また人事と担当部署の採用に関する相違から、実際入社したら聞いた話と異なっていたという事はあります。

面接などで部署の方とお話する機会があったら、改めて業務内容の確認をする事をオススメします

13.一人の気楽な時間が欲しい

女性
(女性33歳:配送→食品製造)

●年収の変化:マイナス80万円

私は商品の出荷などもしていたのですが、主に配送業をしていました。

お得意先に毎日訪問して注文をいただき、そしてまた納品します。

毎日楽しいことばかりではなく、お得意先からのお叱りもあります。

その度に辞めたくなりました。

 

そして、出産を控えていたので配送業はできないと退社をしました。

出産して仕事を探しているとき、次に就職するところは「人とあまり接することのない」「ペコペコと頭を下げることのない」「しゃべらず黙々とする仕事」に就こうと思って、食品製造の会社で働くことになりました。

ですが、5人ほどで一緒になって作業するので「製造業もけっこう人と接するな」と思い、想像していたことと違いました。

配送業は運転しているときは1人で気楽な時間があるので、それを思い出すと前の方がよかったのかなと思いました。

14.収入アップにつられない

女性
(女性37歳:家電販売員⇒ホテルのキャッシャー)

●年収の変化:プラス60万円

単純に月収・年収が増えるからといって、安易に収入の良い求人情報には手を出さない方が良いということを感じました。

確かに月収にして5万円前後、年収では60万円ほどアップして収入は良くなりました。

しかし、それに比例して労働時間は不規則になり、未経験職種への転職であったためか、常にプレッシャーとストレスに苛まされていました

「キャリアアップしたい」「収入を増やしたい」と思ってホテルのキャッシャーに転職しましたが、自分への負担も増やしてしまったようです。

今となっては良い経験だと思えますが、当時は本当に辛く、転職を毎日後悔していました。

転職をする際には、その目的をはっきりさせるべきだと思います。

「キャリアアップしたい」のか、「収入を増やしたい」のか、それとも「融通がきく負担の少ない仕事が良い」のか、転職を成功させるためにも大切なことだと思います。

15.似た業種への転職をおすすめ

女性
(女性43歳:保育士→飲食業)

●年収の変化:プラス10万円

転職先はチェーン店だったので、マニュアルがあり、マニュアルやお店のメニュー、レジなど沢山覚える事がありました。

しかし、学校を卒業してからずっと保育士しかした事がなかったので、年齢がいってからの転職はきついものがあると感じました。

若い20代のうちに転職するなら、覚えも早いしすぐに打ち込む事が出来るかもしれませんが、年齢がいってから転職するなら、似たような職種で転職する事をお勧めします。

私の場合は、転職してやっぱり前の仕事が自分にあってると再認識し、転職した事を後悔してもう一度転職をしました。

転職をして学んだ事も沢山ありますが、転職を考えるなら新しい仕事は出来そうかじっくり考える必要があると思います。

 

転職エージェントを利用しよう

一人で転職活動をしていると、自分の希望とズレた企業に応募してしまったり、そもそも効率の良い転職活動のやり方が分からなかったりしますが、転職エージェントを利用するとスムーズに転職活動を進めることができます。

転職エージェントは、求人の提案から、応募書類の添削・面接対策までサポートしてくれます。

「後悔なく新しい就職先を選びたい」という方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。

特に大手の「マイナビエージェント」はおすすめです。

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