ここでは、大学に落ちた時に考えるべきことについてまとめています。
大学に落ちてしまった場合、大学進学以外の進路に進むか、浪人生として再度受験に挑むか、2つの選択肢があります。
どちらの選択をするべきか、人によって答えは異なりますが、この記事を参考にして自分なりの進路を考えてみてください。
先生や家族に相談する
もしも大学に落ちてしまったら、何よりもまず、先生や家族に相談しましょう。
進路を考える際も、受験する大学を選んだ際も、学校の先生や家族と相談して決めたはずです。
そして同時に、大学に落ちてしまった時にどうするかということも、すでに話し合っているはずです。
まずは、学校の先生や家族と相談して、自分がどうするべきか落ち着いて考えてみましょう。
しかし、一人で悩んでしまうこともあるでしょう。
そんな時は、以下の項目を参考にしてみてください。
状況を確認する
大学に落ちてしまって悩んでいる方々は、以下の2種類のどちらかに該当しているはずです。
まず、あなたがどちらに該当しているのか確認してみて下さい。
大学に落ちた場合
〇第一志望の大学・学科に落ちた
〇全落ちした
いかがでしょうか。
第一志望の大学や学部に落ちて悩んでいる方は、第二志望以下の大学に行きたくないと考えている方々でしょう。
第二志望の大学に進学するつもりがあるならば、第一志望の大学に落ちて深く悩む必要はありませんからね。
こんな方は、第一志望以外で合格している大学・学科に、本当に行きたくないのかもう一度考えてみましょう。
そして、受験した大学・学部に全落ちして悩んでいる方は、受験可能な大学が残っていないか確認しましょう。
受験可能な大学の確認
受験した大学全てに落ちてしまった場合、後期日程など、まだ受験可能な大学が残っていないか確認してみましょう。
後期日程試験を行っている大学はたくさんあり、インターネット上でも情報を集めることが出来ます。
しかし、受験可能な大学を探す気になったならば、まず学校の進路相談の先生に相談しましょう。
大学の後期日程の試験は、一般的に前期日程の試験よりも偏差値が高く、レベルが高くなる傾向にあります。
後期日程は、前期日程に落ちてしまった受験生たちにとって現役受験の最後の砦なのです。
したがって、どうしても現役で合格したいと考えている受験生たちが、自身の学力レベルで十分合格の見込みが有る大学を受けることになります。
つまり、後期日程で合格を狙うのであれば、自身の学力レベルと試験難度の差や試験形式との相性など、さまざまさ要素を考慮しなければならないのです。
主観的に自身の学力レベルを計るのは難しいですし、試験形式との相性を分析するのも骨が折れます。
受験した大学に全て落ちしてしまって、それでも現役で進学可能な大学を探すつもりがあるのであれば、学校の進路相談の先生や塾の先生に相談してみましょう。
本当に大学に行きたいのか
大学に落ちてしまって悩んでいる時は、あなた自身が本当に大学に行きたいと思っているのか、もう一度考えてみてください。
つまり、浪人してでも大学に行く覚悟があるか否かという問題です。
大学に行く必要性を自身が感じていないのであれば、浪人をする必要はありません。
大学進学以外で、自分がやりたいことや自身が進みたい進路は無いか、もう一度考えてみましょう。
大学に行く意味とは
大学に行く意味を、自分なりに持っているでしょうか。
大学に行く意味を感じていなければ、大変な浪人生活を乗り越えるのは難しいです。
現役の高校生であれば、クラスメイトや友人たちが頑張って勉強している姿を見ることで、勉強に対するモチベーションを高めることが出来ます。
しかし、浪人生はそのような方法でモチベーションを高めるのは難しいのです。
自分なりの大学に行く意味を持っていなければ、1年間も勉強を続けることは出来ないと思ってください。
大学に行く意味を持ってい無いという方は、以下の記事を参考にして、自分なりの答えを作りましょう。
大学進学以外の選択肢
大学に行く意味を感じず、浪人してまで大学に進みたくないと考えている方は、大学進学以外の道を一度考えてみてはいかがでしょうか。
人生には多くの選択肢があります。
大学進学に縛られ、一人で悩み続ける必要はないのです。
それに、一度大学進学以外の道を検討することで、逆に大学進学へのモチベーションにつながる場合もあります。
一度、大学進学以外の進路を検討してみてはいかがでしょうか。
大学進学以外の主な進路
専門学校へ
就職する
専門学校へ
将来にやりたいことが明確に決まっており、そのために必要な知識や技術を学ぶことが出来る専門学校があるのであれば、専門学校への進学を考えてもいいのではないでしょうか。
ただ、専門学校は学ぶ内容も”専門的”です。
つまり、やりたいことが決まっていない方が入ってしまっても、修学のモチベーションにつながりにくいのです。
やりたいことが明確に決まっていない方は、専門学校へ進むのは避けた方がいいでしょう。
就職する
成りたい職業がすでに決まっており、大学に行くよりも就職した方が良いという場合は多々あります。
料理人や伝統工芸家など、職人的専門技術が必要になる職業が良い例ですね。
大学に進学するよりも”弟子入り”として就職するべきだと判断したならば、就職の道を選ぶのもいいでしょう。
しかし、成りたい職業が明確に決まっていない方は、一度大学に進学し、将来について考える猶予を手に入れてみるべきでしょう。
特に、今まで大学受験に全力を注いできた方が、いきなり就職活動にシフトチェンジ出来るかと考えると、厳しいといわざる負えません。
自分が後悔の無い道を選ぶのが重要
大学進学以外の進路として、専門学校進学と就職の2つを取り上げました。
この二つに共通している重要な点は、やりたいことや成りたい職業などが明確に決まっているということです。
明確な将来に向けての展望を持たないまま進路を決めてしまうと、のちのちの後悔の種になってしまうかもしれません。
大学生は、社会に出るまでのモラトリアム(猶予)期間であり、将来の自分を形作っていく場所でもあるのです。
明確な将来に対するビジョンが無い方は、一度大学に進学してみることをお勧めします。
自分が後悔することのない道を選びましょう。