この記事は、一人暮らし生活の中で寂しさを感じている大学生と大学生活での一人暮らしを考えている方に向けて書いています。
大学生の一人暮らしで寂しいと感じた時に一体どうすればいいのか、この記事を参考にして、しっかり考えてみてください。
どれぐらい寂しいのか
この項目は、すでに一人暮らしをしており、その生活の中で寂しさを感じているという大学生の方に向けて書きます。
一人暮らしをする中で寂しさを感じてしまう大学生は多いわけですが、感じている寂しさの大きさは、以下のようにそれぞれ異なります。
日常生活の中で、ふと寂しさを感じる
家に帰ると常に寂しさを感じるけど、仕方ないと割り切っている
寂しすぎて耐えられない!もう一人暮らしを辞めたい!
上記の例では、下に行くほど感じている寂しさが大きいわけですが、心あたりがあるものがあるでしょうか。
どれぐらい寂しさを感じているのかによって、提案する解決策は変わってきます。
特に、”一人暮らしを辞めたい”ほど寂しさを感じている方は、一人暮らしに向いていない方なのかもしれません。
まずは、あなたがどれぐらい寂しさを感じているのか自身で把握しましょう。
なぜ寂しさを感じるのか
この項目では、どうして一人暮らしをする中であなたが寂しさを感じてしまうのか、その理由について考えていきましょう。
日々の生活の中で寂しさを感じてしまう本質的な原因は、生活の中にある余裕と人間関係の希薄さにあります。
日常的に忙しさを感じている方は、寂しさを感じるほどの生活の余裕はほぼありません。
つまり、”忙しさ”が”寂しさ”を忘れさせてくれるということですね。
また、身の回りの人間関係が希薄であれば、一人でいる時間が増えることでやはり寂しさを感じてしまいます。
これらの寂しさの原因を把握するために、下のチェックリストを見て、自分に当てはまるものが無いかチェックしてみてください。
あなたが寂しさを感じるのはなぜ?
友人はいる?
サークル・部活動に加入している?
アルバイトはしている?
熱中できる趣味はある?
恋人はいる?
いかがでしょうか、平均的な大学生であれば、上のチェックリストのうち4個以上は「はい」になるはずです。
上のチェックリストの中で一つでも当てはまらないものがあれば、それが寂しさを感じてしまう理由である可能性があります。
下の項目で、それぞれの解決策を提案しているので見てみましょう。
しかし中には、以上の項目がすべて「はい」なのに、一人暮らしの中で寂しさを感じてしまうという方もいるでしょう。
そんな方は、もはや一人で寂しさを解決することは出来ないかもしれません。
友人や家族などの身の周りの信頼できる方に相談するか、学生相談室を訪ねることを強く提案します。
寂しさや悩みを一人で抱え込まないことが重要です。
寂しさを解消する方法
上の項目で、”寂しさを感じる本質的な原因は生活の余裕と人間関係の希薄さである”と書きました。
ということはつまり、生活の余裕をなくし、積極的に人と関わることが出来れば、寂しさを解消できるとも考えられます。
生活の余裕をなくすというと一見良くないことのように思えますが、寂しさを解消する手段としてはとても有効です。
そして以下の3つの手段を使うことで、自らを忙しい環境に置くことが出来ます。
忙しさで生活の余裕をなくす手段
サークル・部活動に加入する
アルバイトをする
趣味に熱中する
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
サークルに入る
ベネッセ教育総合研究所が行った調査によると、約6割の大学生がサークルや部活動に所属しており、「サークル・部活動の週ごとの活動時間」の割合は以下のようになったようです。
グラフから、サークル・部活動に加入している大学生の半数以上が、週に3時間以上活動に参加していることが分かりますね。
サークルや部活動にもさまざまあり、忙しい団体もあれば、そうでない団体もあります。
しかし、学内のなにかしらの団体に加入していれば、一人暮らしの寂しさを多少和らげることが出来るでしょう。
サークル・部活動に加入していない方や、加入しているけれどあまり参加していないという方は、サークル活動に熱を入れることも考えてみてはいかがでしょうか。
アルバイトをする
ベネッセ教育総合研究所が行った調査によると、約4割の大学生がアルバイトをしており、「アルバイトの週ごとの勤務時間」の割合は以下のようになったようです。
グラフから、アルバイトをしている大学生の約4割が、週に11時間以上勤務していることが分かりますね。
サークルや部活動よりも、アルバイトに時間を使っている大学生が多いと言えるでしょう。
アルバイトで得られるものは収入だけではありません。就業経験や友人を得る貴重な機会でもあるのです。
アルバイトをしていない学生は、”バイト戦士”になってみるのはいかがでしょうか。
熱中できる趣味を探す
サークル活動やアルバイト以外でも、趣味に時間を使っている学生はたくさんいます。
ベネッセ教育総合研究所が行った「大学生活で力を入れてきたこと」についての調査では、以下のような調査結果が出ています。
大学生活で力を入れてきたこと
「趣味」:76.7%
「大学の授業」:71.8%
「アルバイト」:57.3%
「サークルや部活動」:47.0%
※第2回大学生の学習・生活実態調査報告書 [2012年](ベネッセ教育総合研究所)より引用
7割以上の学生が「趣味に力を入れた」と答えているのは凄いことですが、サークル活動やアルバイトよりも、趣味に力を入れている学生が多いことに注目ですね。
あなたは熱中できる趣味を持っているでしょうか。
そして、趣味にどれほどの時間を費やしているでしょうか。
もし趣味がないというのならば、寂しさを忘れるほどに熱中できる趣味を探してみましょう。
読書やテレビの視聴、ネットサーフィンなども立派な趣味ですよ。
友人を作る
上の3項目では、生活の余裕をなくすことで寂しさを忘れる3つの手段を紹介しましたが、いかがでしょうか。
自分の中でピンと来るものがあれば、ぜひ実行してみましょう。
また、これら以外の手段では、積極的に人と関わることを提案します。
具体的には友人を作ることですね。
学内の友人を作るためには、主に入学直後の時期に周りの学生に声をかけるか、サークルなどの学内コミュニティに参加するしかありません。
また、学外の友人を作りたいならば、アルバイトやインターンなどを利用して学外のコミュニティに参加するのが最も手っ取り早い手段になります。
一人暮らしを寂しいと感じてしまう理由に、友人や恋人の有無が関わっていると感じるならば、積極的に人と関わっていきましょう。
どうしても一人暮らしが嫌なら
上の解決策を見ても、一人暮らしが寂しくなくなることはないだろうという方。
そんな方は、上でも書きましたが、友人や家族などの身の周りの信頼できる方に相談するか、住む場所を変えてみましょう。
人が変わる方法は、経営コンサルタントとして有名な大前研一さん曰く、以下の3つの方法しかないそうです。
人が変われる3つの方法
時間の使い方を変える
付き合う人を変える
暮らす場所を変える
いかがでしょうか、この中の1つに挙げられるほど、住む場所や環境は大切なのです。
まだ一人暮らしを始めておらず、アパートやマンションでの生活に不安を感じる方は、学生寮へ入ることをおすすめします。
学生寮でも十分プライベートな空間はありますし、食堂やロビーでは常に学生と触れ合えるため、寂しさを感じることは少ないでしょう。
また、すでに一人暮らしをしており、家の中で寂しさを感じている方は学生シェアハウスなどいかがでしょうか。
学生寮は新入生以外の学生が入るのは少し難しいですが、学生シェアハウスであればさまざまな条件の物件があり、新入生以外の学生でも入りやすくなっています。
一人暮らしが気楽で楽しいという方もいれば、寂しくてツライと感じてしまう方もいます。
しかし、一人暮らしを迷っている方には、一度やってみることをお勧めします。
もし寂しくて辛いと感じても、”一人暮らしは自分に向いていない”という新たな自分の一面を知れるだけでも、一人暮らしという経験をする意味はあるというものです。
大学生は経験の時期です。
どんなことでもチャレンジしてみましょう。
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