高校に行きたくない時の理由と3つの解決策

高校に行きたくない

ここでは、「高校に行きたくない」と悩んでいる高校生たちに考えて欲しい事についてまとめています。

人間関係の悩みや勉強の悩み、将来への不安などによって、学校に行く意欲が湧かなくなってしまう学生は意外と多いものです。

しかし、高校生として過ごす3年間は、さまざまな事に集中して取り組むことが出来る貴重な時期ですから、無為に消費するには勿体なさ過ぎると言えます。

一体、どうすれば学校に行くモチベーションを上げることができるのでしょうか。

よく挙げられる「高校に行きたくない3つ理由」と、それぞれの解決策についてまとめてみましたので、参考にしてみてください。

 

1.高校に行きたくない理由とは

まず、あなたは「自分が高校に行きたくないと感じている原因」について把握しているでしょうか。

以下の記事でより詳しくまとめていますが、高校に行きたくないと感じてしまう多くの場合、その原因は「人間関係の悩み」「勉強の悩み」、そして「将来への不安」の3つに集約されます。

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それぞれの簡単な例を出すと、「高校に嫌いな相手がいる」「勉強する意味が分からない」「将来が不安で今を考えられない」などですね。

「人間の悩みは全て人間関係に帰結する」と言われているほど人間関係は重要なものですし、「将来絶対役に立たない」と考えながらも勉強を続けるのはモチベーション的に持ちません。

また、将来について真剣に考えなければならないのが高校生という時期ですから、将来への不安で何も手がつかなくなってしまうという気持ちもとてもよく分かります。

そして、これらの悩みは、多くの高校生たちが抱えやすい当然の悩みだと言えますが、それが「高校に行きたくない」と感じてしまうレベルであれば、苦労してしまうことも多いですよね。

悩みを抱え、「高校に行きたくない」と感じてしまっている時、いったいどうすればいいのでしょうか。

以下にまとめてみましたので、参考にしてください。

 

2.高校に行くための解決策

2-1.人間関係の悩みが原因の場合

人間関係が原因で高校に行きたくないという方は、まずはその悩みが解決可能なモノなのか考えてみましょう。

例えば、「学校に嫌いな相手がいる」のであれば、「出来るだけ嫌いな相手と会わないようにすることは可能か」などですね。

また、この時に相手を嫌いな理由が分かっているのであれば、そもそも嫌いであるという感情を薄める努力をしてみましょう。

学校は狭いコミュニティですから、どうしても相手との遭遇率は高くなってしまいます。

まずは、人間関係の悩み自体を小さくする努力をしてみましょう。

そしてこの人間関係の悩みが解決不可能なものであれば、もう諦めて、相手を意識しないよう心がけましょう。

人間関係の悩みは心の問題ですから、完全に解決することはまず出来ません。

諦めも肝心です。

社会に出れば、気に食わない相手はたくさん出てきます。

特に、会社員なら「3割の人に嫌われても、7割の人に好かれるなら良し」なんていう話もあります。

相手を意識しない練習だと考えて、割り切って学校に行きましょう。

ただし、いじめに合っていたり、学校の先生が嫌いだという時は、すぐに家族の方に相談してください。

人間関係の悩みは、自分では解決できないことの方が多いのです。

周りに相談するだけで気持ちが楽になることもありますから、周りの信頼出来る方に人間関係の悩みを打ち明けてみると良いでしょう。

 

2-2.勉強の悩みが原因の場合

「勉強についていけないから学校が嫌い」だという方。

とてもたくさんいます。

そしてこの悩みを抱えている方の多くは、「勉強する意味を見い出せない」と悩んでいます。

英語はまだしも、数学や国語、物理なんて将来役に立つの?と疑問に感じている方も多いはずです。

実際、高校で学んでいる教科の中には、一生役に立たないだろう知識もあります。

「では、高校の勉強なんてする必要は無いのではないか」と思ってしまいがちですが、それは、勉強が将来の選択肢を広げるために無くてはならないものだからなのです。

大学に進学するためには受験勉強をしなくてはならないですし、就職活動においても、内申を上げるために試験勉強に力をいれなければなりません。

つまり、勉強する教科自体に疑問を感じたとしても、勉強すること自体には確かに大きな意義があるのです。

「興味から国語を勉強しているわけではないけど、理想の進路のために国語を勉強する」ということですね。

また、勉強する習慣は、高校を卒業してからも大きな力になってくれます。

社会に出てからも、新しいことを学ばなければならないという状況はたくさんあります。

そんな状況に陥った時、勉強する習慣が身についていなければ、大きな苦労を味わうことになってしまうのです。

高校の勉強が嫌いだという方も、理想とする目標に学力が必要なのであれば、覚悟を決めて勉強しましょう。

 

2-3.将来への不安が原因の場合

「明確な将来の目標が無く、漠然とした不安を抱えながら毎日を過ごしている」という方は、高校生は特に多いです。

高校生までは、小中高とエスカレーター式で多くの方が同じ道のりを歩み、迷うとしても「どの学校に行こうかな」と悩む程度だったはずです。

しかし高校を卒業すれば、同学年だった方たちは大学や就職など、それぞれ様々な道へ進んでいきます。

つまり、高校生たちは一生を左右する決断をしなければならないのです。

そりゃ、悩みますよね。

「自分がやりたいことは何か」「自分に出来ることは何か」なんて、簡単に答えが出せる悩みではありません。

しかし、悩み続けること自体に意味があるということは知っておいてください。

将来どんな道に自分が進んでいるかなんて、実際誰にも分かりませんからね。

ですが、選んだ道が死ぬほど悩んだ末のものであるならば、後悔はしにくいでしょう。

高校生は将来について悩む時期ですから、「将来への不安という悩みが解決しないから」と意欲を失うのではなく、将来に後悔しないよう悩み続けましょう。

 

 

3.高校に行く意味とは

そもそも、なぜ高校に行かなきゃいけなのでしょうか。

日本では義務教育は中学校までとされているので行かなくても何ら問題はありません。

「高校卒業の資格がないと就職に困る」や「安い給料しかもらえない」、「会社で出世できない」など、よく言われていますよね。

確かに、これらは当てはまることが多くその通りなのですが、現在進行形で将来について悩んでいる10代半ばの学生には理解しづらいものだと思います。

では、なぜ現在97%もの人が義務教育以上の教育を受けようと考えるのでしょうか。

それは、高校で勉強を通して「学び方を学ぶ」必要があるからです。

物理や化学、古文や漢文といった教科の知識は、実際の社会で使うことはほとんど無いでしょう。

しかし、テストの度にどうやったら効率よく覚えられるか自分にはどんな学習スタイルが合っているかを考えて実践して、結果を踏まえてまた次のテストに挑む。

この繰り返しが将来、仕事や生きていく上で非常に役に立ってくるのです。

社会に出ても学ぶことはたくさんあります。

その時に「学び方」を知らなかったら仕事を覚える早さも効率も悪くなってしまうでしょう。

学生なら許される失敗も、社会人では取り返しのつかない失敗に繋がってしまうことも多々あります。

高校在学中にぜひ自分に合った「学び方」を試行錯誤して習得して下さい。

 

まとめ

中には、大学に進学する人も出てくるでしょう。

大学は、高校とはまた違い、ここでは自分が何者か探す時間が与えられます。

関連:大学と高校の違いを11個まとめてみた

お金を稼ぐ心配の無い中で、学生という保証された身分を生かし、存分に自分と向き合う時間はその後の人生を考える上でも大いに役立つことでしょう。

「今は大学までとても考えられない」、「毎日高校に行くかどうかすら迷っているんだ」という人に、全ては繋がっているんだと伝えたいです。

高校に行った結果、就職するのももちろん結構です。

それは15歳で社会に出るよりも、もっと精神的にも大人になり視野が広がって、自分が何をしたいのかも分かりかけている年齢に達しているからです。

まずは高校に行って、もっと自分を知る時間を持ちましょう。

学生時代しか、自分探しに没頭できる期間はありません。

社会に出た途端に、やらなければいけないこと、こなさなければいけないことに追われて、ゆっくり考え事をする時間は持てません。

そして、お金を稼がなければいけないというノルマが課せられると、本当にやりたいことじゃなく給料の高い仕事を選ばざるを得なかったりして、どんどん自分というものが見えなくなっていきます。

高校時代にしっかり自分と向き合っていれば、社会に出た後でも、本当は自分はこんなことを望んでいなかったとか、習得した「学び方」を生かして新しいことにチャレンジしようとか考えることができると思います。

自分スタイルの「学び方」で結果を出せた経験が一つでもあれば、あの時できたんだからと自信を持って諦めない行動ができるはずです。

高校生という時間を楽しんで下さい。

もちろん辛いこともたくさんあるでしょう。

でも、高校に通い切った自分に必ず自信が持てる日が来ます。

途中で諦めてしまう経験は、その後の自信も奪ってしまいます。

やろうかやらないか迷ったら、まずはやってみること。

やめようかどうしようか迷ったら、「まずはあと1ヵ月頑張ってみよう」と目標を短期にしてしまうのも手です。

とある有名な登山家は、「苦しい時は、何も考えずにとりあえず足を右左と一歩づつ出すことに集中して、気が付いたらここまで来れていたという風に困難を乗り切る」と述べています。

自分が苦しい時には周りの人も絶対に苦しいものです。

いかに諦めないかが、最後は一番大切な力になると思います。

貴重な高校生ライフを、後悔のないよう大切に過ごして下さい。

 

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