ここでは、「部活を辞めたい」と考えている学生たちに考えて欲しい事についてまとめています。
中学生、高校生、大学生問わず、部活を辞めたいと悩んでいる方はたくさんおられます。
部活の顧問や部活動仲間との関係を気にするあまり、なかなか「辞める」という選択に踏み切れない方が多いのです。
部活を辞めたいと感じている時、一体何を考えるべきなのでしょうか。
「今すぐ部活を辞めたい」と考えている方や、「部活を辞めようか悩んでいる」という方は参考にしてみてください。
1.はじめに
私は実際に学生時代、部活を辞めたいと考えていた時期がありました。
なので、どんな理由だとしても、部活を辞めたいという気持ちはわかります。
私は部活を辞めたいと悩んでいる方に対して「辞めずに頑張って」と言うつもりはありません。
自分を追い込まないよう、楽な姿勢で現状と対峙してほしいと思います。
自分のことですから、誰かが急かすようなことではありません。
大切なのは、その時の感情のままに行動しないことだと思っています。
いわゆる行動に移る前の準備が必要なのです。
辞めたいと考えている原因を明確にする
まず、どのようなことが原因で部活を辞めたいのかハッキリさせておきましょう。
●「練習がきつい」
●「監督が怖い」
●「他の部員とうまくいかない」
●「上達しなくて続けていても無駄に思えてしまう」
人それぞれ、部活動に感じている不満は異なると思います。
しかし、原因を明確にするのとしないのとでは、取るべき行動が変わってきます。
「なんかダルい」「なんとなくつまらない」といったようなことでは、なかなか解決にはたどり着きにくいのです。
さらに、実際に部活動を辞める場合には、顧問の先生が納得するような理由が必要になります。
学生の本分である勉強に支障が出ないようにするためにも、悩み事は少ないに越したことはありません。
まずは、部活を辞めたい理由についてはっきりさせましょう。
2.部活動の問題は解決できないか
原因が明確になったら、その問題点がどうにかならないか解決策を考えてみましょう。
これは軽く考えてみるだけでいいです。
現時点で「辞める」という選択肢が出ているくらいですから、解決策を見つけ出すというのは至難の業です。
ここですぐに解決策が浮かぶのであれば、そもそも悩んでいないはずですからね。
信頼できる身近な誰かに相談するのもいいですし、ネットなどで同じような境遇の人を探すだけでも心持ちが変わってくるはずです。
とりあえず、部活動で抱えている問題や悩みの解決策を思い浮かべてみましょう。
3.部活を辞めた場合のメリット・デメリット
さて、では実際にもし自分が部活を辞めた場合、どのようなことが想定できるか考えてみましょう。
まず、部活動を辞めると、部活に費やしていた時間が丸々自分の時間になります。
さらに、部活に対する悩み事から解放されます。
これらが最大のメリットといえるでしょう。
肩に乗っかっていた物がなくなり、精神的にとても身軽になるでしょう。
しかしその反面、生活のリズムが変わります。
放課後になってみんなは部活の準備をする中、自分は別行動です。
自分の時間ですから、教室に残るのも自由ですし、帰宅するのも自由です。
また、「自分は部活を辞めたんだ」という喪失感にジワジワと襲われるかもしれません。
この喪失感こそが、もっとも大きなデメリットと言えるでしょう。
しかし、他の部活動に参加したり趣味を見つけるなどの行動によって、喪失感は失われていくはずですから、深く気にしなくてもいいでしょう。
4.辞めなかった場合のメリット・デメリット
では、部活を辞めずにこのまま続けた場合、どのようなことが想定できるでしょうか。
辞めないという決断を下したということは、部活動で感じている悩みについてある程度割り切れていることと思います。
また心新たに部活に打ち込めることができるかもしれませんし、部活動の引退まで続ければ大きな達成感を期待できるかもしれません。
辞めることはいつでもできるのです。
しかしその反面、辞めていないという事実は残ります。
その部活の部員であり続けるのです。
また「部活を辞めたい」と悩むことがあるかもしれませんし、悩み事が更に増えるかもしれません。
5.部活を辞める前に数日休んでみる
辞めることは簡単にできますが、辞めた後になって「気が変わった」などしても、同じ部活に入り直すことはなかなか難しいものです。
部内の雰囲気が気まずくなってしまう恐れがあります。
そこで、辞める前に数日部活を休んでみて、辞めた後の自分を一度体験してみるというのはいかがでしょうか。
頭で考えるよりも、退部後の生活をリアルに感じることができるでしょう。
もちろん、数日休むだけでも自分に対する部内の雰囲気は変わってしまうかもしれません。
しかし、部活動を辞めようと悩んでいる段階で、そんなことまで気にする必要はありません。
思い切って部活動を休み、自分自身でじっくりと考える期間は必要です。
これは、部活動を辞めるか否かの自分に対する最終的な確認となるでしょう。
悩むことは立派なことなのです。
6.部活に入りたての頃はどんなことを考えていたのか
ここまで部活を辞めるか辞めないかでいろいろと考えてきました。
ところで、部活に入った当初の皆さんはどんなことを考えていたのでしょうか。
自分なりの目標があって、それに向かって頑張りたいという思いがあったのかもしれませんし、仲良しの子が一緒だからという理由があったのかもしれません。
一度、新入部員だった頃を思い出してみてください。
初心に返るということはすごく大切なことです。
今後自分がどう動いていくかを決める指針になると思います。
まとめ
いかがでしょうか。
前述の通り、部活を辞めるか辞めないのか最終的な判断を下すのは皆さん自身です。
「部活を辞める」という行動を起こす前に、よく考えることをオススメします。
辞めることはいつでもできるのです。
大切なのは辞めてから後悔しないことなのです。
この記事を読んで皆さんが部活を辞めて良かった、続けていて良かったと最後に思えることができたら幸いです。
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