ここでは、「修学旅行に行きたくない」という時に考えてほしい事と、それぞれの理由ごとの対処法をまとめています。
「修学旅行へ行きたくない」というと、一般的には「楽しいのになぜ?」とか「生涯に何回も行けるものでもないのだから行った方がいい」など言われることが多いです。
しかし、学生本人からすると、どうしても修学旅行に行きたくない理由があるものです。
そこで今回は、修学旅行に行きたくないと考えてしまう主な4つの理由と、それぞれの対処法についてまとめてみました。
修学旅行に行きたくないと悩んでいる学生や、その親御さんは参考にしてみてください。
1.集団で長時間居たくない場合
修学旅行となると、同じクラスの方や同じ学年の方たちと長時間一緒にいることになります。
目的地への新幹線、バスの中、観光地での見学中など、もしかするとホテルの部屋も4人から5人で泊まることになるかもしれませんし、当然、それが嫌という人もいるでしょう。
だからといって、修学旅行までに集団でいることに平気になれと言われても無理ですよね。
そこで、集団で長時間居たくないという方は、できる限り一人でいられる時間を取ることを心がけてみてはどうでしょうか?
例えば、
「新幹線の中なら、音楽を聞きながら外を眺めてみる」
「ホテルの部屋なら、散歩に出てみる」などですね。
また、「ホテルでぐっすり眠れないんじゃないか」と心配になっている方もいるかもしれません。
しかし、学旅行の時のホテルでは、周りはみんな「朝まで起きている」と始めは言いますが、心配しなくとも大体の人が疲れていて寝てしまうので、そこまで心配しなくともいいと思いますよ。
2.修学旅行に一緒に行きたくない人がいる場合
クラスや学年に嫌いな相手がいて、その相手と一緒に修学旅行に行きたくないという状況です。
この場合、その相手と同じ班、同じホテルの部屋にならなければ基本的には大丈夫です。
なぜなら、修学旅行中は基本的にはクラス全体で観光地を見学するか、自由行動になって班行動になるかなので、クラス全体の時は個人行動はできないですし、自由行動中に別班に待ち合わせなしで会うなどほとんどないからです。
もし嫌いな相手と班やホテルの部屋が一緒になってしまったら、極力相手と一緒にいることを避け、仲が良い人がいる班やホテルの部屋で時間を使いましょう。
せっかくの修学旅行なのですから、わざわざ嫌いな相手と長時間も一緒にいる必要なんて無いのです。
3.遠くに行くのが嫌な場合
修学旅行に限らず、家族で行く旅行もめんどくさいという人もいると思います。
確かに新幹線に乗ったら疲れるし、無駄に歩かされるし、旅行に行くと色々と疲れますよね。
しかし、修学旅行は普段行っている旅行とは違います。
一緒に行くのは学校の友達ですし、何よりも大きな思い出になります。
決して「家族と行く旅行は退屈である」と言っているわけではありませんが、「休み時間に友達と話していたり、放課後遊んでいたら、いつの間にか時間がたっていた」という経験をしたことがありませんか?
それが修学旅行中ずっと続きます。
友達と一緒に回っていると、移動の疲れや面倒くささはきっと吹き飛ぶはずです。
4.経済的に苦しい場合
例えば家に十分なお金がなく、自分が修学旅行へ行くために、家庭の金銭的な負担を心配してしまっている場合などですね。
もし親御さんが、修学旅行へ行くためのお金をまったく捻出出来なかった場合は、行くことを諦めることを考えないといけないかもしれません。
この場合は、担任の教師にしっかりと相談しましょう。
しかし、経済的に苦しい場合でも、修学旅行の費用を捻出できるのであれば、修学旅行に行くことをおすすめします。
家庭の負担を気にしないというのは難しいでしょうが、恐らく修学旅行へ行かなかった場合、親御さんにも子供を修学旅行へ行かせてあげられなかったという後悔が残ってしまいます。
ましてや修学旅行ですから、将来さまざまな場面で、「修学旅行どこに行った?」など会話のネタとして引き合いに出されることも多いのです。
後悔は一生残ってしまいますから、修学旅行に行けるのであれば、家庭が経済的に苦しいという場合であっても、ご両親に感謝して修学旅行を楽しんでください。
修学旅行の思い出や経験は、歳を取ってからでは得難いものですからね。
まとめ
「修学旅行に行きたくない」という学生は、意外と多いものです。
上記で挙げた理由以外でも、「酔いやすいから」「行く意味が分からない」「言っても絶対楽しめない」などの理由によって、修学旅行に行かないという選択肢を考える学生はたくさんいるのです。
しかし、「修学旅行に行きたくない」と考えている学生ほど、修学旅行に向いている学生はいません。
なぜなら、修学旅行はただの旅行ではなく、”修学”旅行だからです。
楽しむことも勿論重要ですが、「何かを学び、克服すること」が修学旅行の目的なわけです。
なので、修学旅行に行きたくないと感じている学生は、修学旅行に行くことによってより多くの事を学ぶことが出来るのです。
修学旅行は楽しいことがたくさんありますが、「どうしても行きたくない」と考えてしまっている方は、修学旅行は『試練』だと割り切って、とりあえず覚悟を決めて行ってみましょう。
あなたが、後悔の無いよう修学旅行を楽しみ、多くの事を学べることが出来るよう願っています。
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