仕事に取り組んでいると、「失敗」は当然のように起こりますよね。
失敗は、成功の元とも言われている程に重要なものです。
しかし、大きな失敗をしてしまった直後は、なかなか次の成功をイメージ出来るほどの余裕なんて持てないものです。
「こんな大失敗をしてしまうのは、自分だけなのではないだろうか」と不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし、誰しもが仕事で大失敗をした経験を持っているのです。
そこで、今回は「あなたが今までに経験した仕事の中で、最も落ち込んだ失敗談を教えてください。また、どうすればその失敗を避けられたと思いますか?」というアンケートを20人の方々に行い、各々の体験談を教えて頂きました。
仕事の失敗で落ち込んでいるという方は、参考にしてみてください。
20代の既卒・フリーター・第二新卒を専門にした就職支援を10年前からスタート!再就職ならジェイック!
失敗談:1
(女性22歳:工業会社の一般事務職)
仕事内容を覚えたての頃、大事な取引先の方のお名前も憶えられておらず、電話を取ってもお名前と要件を聴いてすぐに先輩に代わっていた程度でした。
その頃、会社に自分以外が出払っていて誰もいない時がありました。
大事な取引先の方から電話がかかってきたのですが、社長と仲の良い方だったらしく、イタズラの様な対応をされたのでどなたなのか分からずに電話を切ってしまいました。
その後、帰ってきた先輩にその事を伝えたのですが、気にしなくて良いと言われました。
が、社長にはこっ酷く説教をされました。
今でもあの時の対応はどうすれば良かったのかわかりません。
失敗談:2
(女性23歳:雑貨屋)
私が仕事先で最も落ち込んだ失敗談です。
雑貨屋で接客をしていた時、おじいさんとおばあさんが、ケース内の高い商品を指差して『〇〇〇〇〇ント!』と言い、手振りがプレゼントの形に見えたので私がそれをプレゼントだと思い、ラッピングをして渡しました。
そしたらおじいさんおばあさんが何かを言ってきたのですが、私は理解できず困っていたら店長が助けてくれました。
店長がその方たちの言葉を聞くと、『ディスカウント』と言っていたみたいで、その時言葉が分かったとしても、私はディスカウントの意味を知らなかったので、恥ずかしいのと申し訳なかったので胸がいっぱいになり落ち込みました。
高校を卒業してから勉強はしていなかったので、共通の英語くらいは勉強しておけば良かったなと思いました。
失敗談:3
(女性24歳:製造業、技術職)
入社1年目にマシンオペレーターをしていたのですが、機械の操作を誤って刃物を折ってしまったことがありました。
その刃物は1本10万円もするものだったので、とてもショックでした。
周りからはしょうがないよとか大丈夫だよと言われましたが、気にしてしまいました。
私がぼーっとしていたのが原因なので、製品一つ一つを加工する時にもっと慎重になるべきでした。
また、入社してすぐのことだったので、わからないことはもっと先輩社員に聞くべきでした。
失敗談:4
(女性25歳:配達業)
今は専業主婦をしておりますが、その前は配達業をしておりました。
その時に経験した失敗談を書かせていただきます。
配達は商品を確実に届けることも大事ですが、それと同じくらいに「早くお渡しする」ことも大事になってきます。
なのでトラックを降りて、少し駆け足でお家の玄関までいくことがほとんどでした。
ある日、いつも通りに受取人の商品を持ち、玄関までいこうとトラックを降りて駆け足で進みました。
門を潜りぬけたその時、後ろでパリーンといくつかの陶器物が割るような音がしたのです。
そうです。
駆け足で抜けた時に、通り道の脇に飾ってあった鉢植えに気づかずに手が当たってしまい、落として割ってしまったようでした。
その音を聞いた奥様が出てこられて、現状を見た瞬間にそれはもう大層叱られました。
何度も「これがいくらしたか分かってるの?」「責任感がないんじゃない?」と言われ、申し訳ない気持ちと初めてのことで戸惑う気持ちがいっぱいにって、お叱りを受けながらわんわん泣く私。
そんな私のあまりの泣きっぷりに後から来た旦那様が宥めてくださり、後日会社が弁償とお詫びの品を持っていくことでその日は解放されましたが、流石にその日からしばらくはずっと落ち込んでました。
立ち直るきっかけをくれたのは上司の存在です。
私は上司に恵まれていたようで「今後は注意して配達しなさい」の言葉だけで、落ち込む私を特に叱るようなことをしませんでした。
そのおかげでより今後は気をつけようという意識が持てた気がします。
後日2人で謝罪に行った時も帰りの車内で「そんなに高いものなら外に置いておくなっつーのな」と毒を吐きながら私を笑わせてくれました。
結婚を期に仕事は辞めてしまいましたが、今でも私を励ましてくれた上司には感謝の気持ちでいっぱいです。
配達のお仕事も最後まで嫌いにならずに、一生懸命やりとげることができました!
失敗談:5
(女性26歳:飲食店での接客のアルバイト)
高校生の時の初めてのアルバイト時代のことです。
しゃぶしゃぶとうどんのお店だったのですが、お盆の時期でとても忙しくさらにピークの時間帯にお客様が帰られた後の片づけをして裏に食器等を乗せ、これでもかと積んだ台車をお客様のいるフロアのど真ん中で台車ごとひっくり返した時が一番落ち込んだ出来事です。
よりにもよってピークの時間かつ近くのお客様の一人に怒鳴られてしまい、涙腺も崩壊してしまい、そんな自分にも情けなく、なのに店長をはじめパートの方々がフォローしてくださり、それもまた申し訳なかったことを鮮明に覚えてします。
その後年齢を重ね就職後、色々失敗してもこの時ほどお落ち込むことはなかったので、この出来事はある種のトラウマとなっています。
何故こんな大惨事になったかと言えば、単純に私自身のキャパオーバーでした。
もともとそそっかしいのに忙しさに焦り、不注意で躓きひっくり返したのです。
どんなに忙しくても、平常心というのは中々実行するのが難しいです。
片隅にでも頭に置いておくのを実践しています。