ここでは、田舎暮らしで失敗・後悔した事についてまとめています。
今回は「都市圏から田舎に移住して、具体的にどんな事に失敗、後悔を感じましたか?」というアンケートを、都市圏から田舎への移住を経験した方々10名に実施してまとめました。
都市圏から移住して田舎暮らしを始める際、どのような事に気をつけるべきなのでしょうか。
参考にしてみて下さい。
田舎暮らしの失敗談まとめ
田舎暮らしの失敗談1
(男性 21歳)
私は、親の仕事の都合上、都市圏から田舎の方に引っ越しをせざるを得ませんでした。
自分の都合ではないため仕方ないとはいえ、後悔する事がありまかた。
一番感じた後悔は、都市圏と田舎の便利さの違いです。
公共交通機関は都市圏の鉄道だと初乗り料金は安く、駅も多く駅間も近いため、移動に便利です。
しかし田舎は、バスが中心で初乗り料金や運賃もそれなりに高いため、気軽に出かけることは難しかったです。
また、コンビニも都市圏に住んでいた頃は家から歩いて散歩感覚で行けることに対し、田舎のコンビニへ行くためには、車を運転するか、自転車で行かざるを得なかったです。
慣れるまでがすごく大変でした。
特に雨の日の田舎は、歩くのも億劫になるので、最初は本当に苦労をしました。
田舎暮らしの失敗談2
(女性 23歳)
田舎に移住してから覚悟はしていましたが、3点ほど後悔があります。
まず、当たり前のように家の周りに最低1件はあったコンビニが、車や電車を使わないと行けない点が挙げられます。
ふいに何かが必要になった時、前なら部屋着のまますぐに買いに行けたのにと思うと、とても不便でしょうがありません。
さらに、異常に虫が多いです。
良いように言えば、空が広い、自然がたくさんあり喧騒という言葉とかけ離れている、となり、私もそれに惹かれて移住したのですが、それにしては虫が多く、慣れていないものからすれば毎日が恐怖の連続です。
最後に、足場が非常に悪い点です。
多少はアスファルトもありますが、それも所々ひび割れていたり、落ち葉で埋め尽くされたりしているので、雨が降ったら最悪です。
ヒールの高い靴は危なくて、引っ越してからはあまり履かなくなりました。
田舎暮らしの失敗談3
(男性 24歳)
私が都市圏から田舎へ移住したきっかけは住み込みの仕事で、自分の車を持たずに移住した結果、コンビニすら車で片道数時間かかり、まともなスーパーに行くには2時間ほどかかるような状態でした。
唯一の公共交通機関であるバスも最終が19時過ぎです。
仕事は毎日20時あたりで終わる為、社宅から出かける事も出来ず、出来る事は近くの個人商店の古びた自販機で飲み物を買う事くらいでした。
都心ではどこかへ移動する際、タクシーもバスも地下鉄もなんでも移動手段があります。
そういった生活に慣れていた為、正直な所、田舎とはいえどうにかなると考えていたのですが、本当に車がなければ何も出来ませんでした。
浅はかな推測で田舎への移住した事には、非常に後悔を感じました。
田舎暮らしの失敗談4
(男性 28歳)
まずは不便な事です。
都会に住んでる時は、ふと気が向いた時に近所のコンビニ等に行って欲しいものを買ったり出来ましたが、田舎の場合は自販機すらも結構な距離を歩かねばないという事がまず一点です。
後は車やバイクがなければ、仕事探しもままなりません。
しかも、職の募集自体も都会に比べて少なく、賃金等も都会より低めな傾向があります。
移り住む前は、田舎は都会に比べてお金がかからないとタカをくくってましたが、結局はガソリン代など、都会に比べて逆に出費を多くなってしまいました。
後は、近所のしがらみ等でしょうか?
都会の、あまり他人に干渉しないスタイルになれた私からすれば、いちいちプライベートにまで干渉してきて、正直申しますと煩わしいとさえ思ってしまいます。
私の住んでる所は、ノックもせずにいきなりドアを開けてくる人さえ居ます。
田舎暮らしの失敗談5
(女性 39歳)
都会から田舎に移住して、最も後悔した理由が自治会についてです。
幸いにも、地域住民の方々は皆とても親切で優しくしてもらっているので人間関係については問題ないのですが、嫌だなと思うのが自治会の行事がやたらと多いことです。
自治会への参加自体も断ることはできると最初に説明されましたが、近所の人は皆加入しており、最初から入らないということを選ぶのは難しい雰囲気でした。
実際に自治会に入ってみると、草むしりや運動会など、半ば強制的に様々な行事に参加させられ、休む暇もありません。
「行事がたくさんあって大変だ」と文句を言いつつも、たいていの住民が参加するので何も理由なしに不参加というわけにもいきません。
こんなに自治会の行事が多いのは予想もしなかった、と後悔しています。
田舎暮らしの失敗談6
(女性 39歳)
子どもの学習環境や習い事に関して後悔してしまいました。
以前住んでいた町は子供も多く、その分習い事の種類がとても多く、たくさんの選択肢がありました。
周りのママさんたちも教育熱心な方が多く、我が家も頑張っていました。
ですが、今の田舎はとにかく塾もスポーツ教室も何も無いのです!
子供に水泳をやらせたくても、車で30分かけて送迎しなくてはならず迷っている状況。
ピアノも習わせたくても、回りがホントに老人が多く、通いで来てくれる先生も無し。
塾も体験で行ってみましたが、どうしても身内ばかりで無駄話も多いしやる気の感じられない授業。
今後、田舎の学校でのんびり過ごしていくのは不安でいっぱいです。
せめて、中学校か高校からは他市へ進学させようかと考えてはいますが、交通の便がすこぶる悪いので送り迎え必至。
こどもの将来の選択肢が狭くなりそうで不安です。
田舎暮らしの失敗談7
(男性 41歳)
とにかく、何かと近所づきあいをしたがるのが面倒臭くてしょうがないです。
都市圏の場合は近所づきあいがあってもある程度の距離を保ってくれますが、田舎の場合はその距離があまりにも近すぎます。
何かにつけて干渉してきますし、この人付き合いの面倒臭さは田舎に移譲して一番後悔しました。
それから、歩いて行ける距離に何もないというのがかなり失敗でした。
移住前まではそんなに気にしなかったんですが、いざ移住してみるとこれほど不便な事はありませんでした。
ちょっとした買い物でもいちいち車に乗らなければいけないのが面倒臭いです。
気分転換に外食なんて思っても車でかなり移動しなければいけないので、気軽にという感じでは行けません。
かなり失敗したなと思いました。
田舎暮らしの失敗談8
(女性 42歳)
とてつもないほどの田舎ではないですが、現在の家に引っ越してくる前は都庁が見える場所に住んでいたので、どこに引っ越しても田舎になってしまいますが、都市圏に住んでいた時と違って電車の少なさ、終電の速さには驚き、不便だなと感じています。
都市圏では2、3分で次の電車が来るのは当たり前だったので、いつでも駅に行けば電車に乗ることができたのに、現在の自宅近くの駅では10分以上は待たなければならないため、最近は慣れましたが、引っ越し当初は少し後悔し、同じように雑誌やネットで見た欲しい服やバッグなどが、すぐにお店まで見に行けないことも失敗だったと思っています。
できる事なら、現物を見てから購入したいのですが、都市圏とは違って欲しいものが売っているお店が近くにないことも多く、特に都市圏にしかないセレクトショップで販売しているものがなかなか見ることができず、引っ越し前はこんな思いはしなかったという後悔は今もあります。
田舎暮らしの失敗談9
(女性 42歳)
田舎暮らしは昔から憧れていたので、引越しをしてきた時には本当に夢が叶って嬉しかったです。
しかし、都会生活と田舎暮らしには想像以上のギャップがあり、一時は引越しをしてきたことを後悔しました。
特にそれを一番痛感したのは、集落ごとに行われる奉仕作業です。
田舎暮らしではたいていの場合、自然のパワーが強く、油断しているとすぐに草や蔓などで公共の施設や場所が覆われます。
また、そんな場所を使用する夏祭りや運動会など行事も多く、行われる前には必ず集落をあげて奉仕作業を行い、草刈りや掃除をします。
初めのうちはよく分からず、また朝も早いのであまり参加せずにいました。
そうしていると、特に何もいわれないのですが、何だか居心地が悪く感じるようになり、集落の行事に参加することが辛く思えてきました。
しかし子供ができたこともあり、自然に集落中に馴染み初めると、その大変な奉仕作業を共にすることで集落の人々との距離感を近づけるチャンスになり、集落へ受け入れてもらえたような気がしました。
どんな土地でも、どんな田舎でも人が住んでいる限り社会があり、その文化を自らが受け入れない限り、自分を受け入れてもらえることはないのだと言うことを身をもって学びました。
田舎暮らしの失敗談10
(女性 48歳)
都市圏に住んでいるときは、自分はコンビニエンスストアはほとんど利用していないつもりでしたが、田舎に移住してからは、ちょっとしたときに、何度も(あぁ、ここにはコンビニエンスストアはないんだった)と感じることがあり、不便さを痛感しました。
そして、都市圏に住んでいる頃はそこそこ健康だと思っていたのですが、実は糖尿病を発症していたことが田舎に移住した後に分かり、毎週、田舎から2時間近くかけて病院に通院しなければならなくなり、これも不便さを感じています。
都会暮らしをしていた頃のツケが回ってきているのだと思いますが、自分は病気とは無縁だと思っていたのは、考えが浅かったなと今になって深く後悔しています。
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