18歳くらいになると、普通車の免許を取得するために自動車教習所に行くという方が多いでしょう。
免許を取り、自動車を運転することが出来るようになれば、行動範囲が大きく広がり、ドライブも楽しめるし買い物も楽になります。
自動車は、生活の利便性を一変させてくれるのです。
しかし、教習所に通っている頃は、「こんな所に来るんじゃなかった」、「早く終わりたい」という後悔をする方もたくさんおられます。
「覚えも悪いのに免許なんて取れるんでしょうか?」
「運動オンチでも出来るのでしょうか?」
といった不安の声もよく聞きます。
このような悩みを抱える方々は、どうすればいいのでしょうか。
今回は、教習所に行きたくないという悩みを抱えた方々が、教習所の試練を乗り越えられるようにするための対策を4つまとめてみました。
参考にしてみてください。
1.教習所の年齢層が合わない
自動車教習所の生徒さんは、18歳になりすぐに免許をとりに来る方が多く、通いやすさから地元の方が圧倒的に多いです。
また、そのような若い方々は、友達同士で教習所に通う方が多いのが現状です。
しかし、教習所には、年配の社会人の方や主婦の方も勿論おられるのです。
そして、そんな方たちは、若い人たちの中ではやや浮いた存在になってしまいます。
中には、
「なんでこの歳で免許とりにきてるの?」
「運転できるの?」
「なんでこんなオジサン(オバサン)が?」
といった感情で見られているのではないかと、深く悩んでいる方も多くおられるでしょう。
さらに、「教習所という場にいる事が恥ずかしい」と考えてしまう程、不安を感じてしまう方もおられます。
しかし、安心してください。
年齢が高い方ということは、学生よりも一足先に社会の中で人との関係を作ってきている方たちでもあるで、意外と早い段階から教習所仲間を作る事ができます。
大人な分、相手への気遣いなど配慮もいれながら会話をするため、同じ年代層で仲良くなるケースも多くあります。
さらに、運転が苦手となると、一人で悩むよりも同じ思いや不安を持っている人を求めて仲間を作る方もいらっしゃいます。
教えてくれる人を探すなど、意外とすぐに助け合える仲間が出来るのです。
もしかすると、人見知りでこういった場ですぐに仲間を作ることが出来ない人は、少しだけ苦労するかもしれません。
しかし、教習所には同じように不安に思っている人も多くいらっしゃるので、思い切って相談などを持ちかけてキッカケを作ると良いでしょう。
声をかけるのは勇気のいる事ではありますが、けっこう相手も声をかけられて安心している人が多いので、すぐに打ち解けやすいものですよ。
2.運転技術に自信がない
基本的に、初めて車を運転をする方は自信がないものです。
中には、なぜか初めから自信のある方もいらっしゃいますが、自信があろうが無かろうが、最初の頃は運転技術に差はないと考えてください。
運転というものは、言ってしまえば”慣れ”なんですね。
なので、自信がまったく無い人でも、安心してください。
慣れれば、誰でも自動車を運転出来るようになります。
S字カーブが苦手だったり、縦列駐車が苦手だったり。
何度練習をしても失敗して落ち込む事もありますが、誰もが通る道です。
初めから自信満々で上手に出来る人なんて滅多にいません。
誰もが不安を抱えているものですから。
それでも、どうしても自信がなくなってしまった時は、教習所で初めて運転席に座って運転した日を思い出してみてください。
あの時、全くできなかったカーブが、少し上達してきていませんか?
一度もできなかった駐車が上達していませんか?
ほんのちょっとの上達でも、しっかりと自分が認めてあげる事が大切です。
積み重なった技術は確実に身についていきます。
教習所にもう行きたくない!と思ったときこそ、積み重ねた頑張りを見つめ直してみてください。
3.教官が怖い
昔から言われますね、教官が怖い!という事。
ただでさえ慣れない運転に緊張している中、横に乗って自分の運転を見てくるんですからね。
中には、”どうしても苦手な教官”という存在も出てくるかもしれません。
しかし、基本的に教えてくれる立場の人たちなので、分からない事は聞いてみて、信頼関係を築くと良いでしょう。
特に、教習所内よりも、実際に路上へ出た時の方が指導は厳しくなる事があります。
教習所内は教習生の為にある場ですが、公道に出てしまうと、そこにある道路は、さまざまな方が利用する道路なのです。
それ故、運転にはしっかりと気を引き締め、事故のないようしなければなりません。
教官にとっても、公道は教習所内と同じではないので、危険な目に遭う事もある場所だと神経をとがらせているのです。
だからこそ、厳しい言葉が出てきてしまうのです。
どうしても怖い、と思い運転に集中できないのであれば、思い切って慣れている教官に相談し、運転に慣れるまでの間だけでも、苦手な教官は避けてもらうよう頼んでみましょう。
教官は忙しい時もありますが、その分人数もいますので、相談をしてみれば応じてくれるはずですよ。
4.試験に落ちてしまう
誰もが一発合格できれば良いのですが、中には何度も落ちてしまう生徒さんもいらっしゃいます。
練習では上手くいっているのに、試験ではミスをしてしまう・・・。
何の苦労もせずに合格する人もいるのに、自分は落ちてしまうと、それだけで自信をなくしてしまいますよね。
さらに、何度も落ちてしまうと運転が恐怖になり嫌になってしまいます。
また、試験料もタダではないので余計な出費にもなります。
緊張しすぎてしまったせいで、横列駐車や縦列駐車でミスが出てしまったり、S字カーブではみ出してしまったり。
力が入ってしまう事で不安定な運転にもなってしまいます。
そんなときは、緊張をほぐすために、深呼吸や前日にイメージトレーニングをするのも良いでしょう。
そして、運転が嫌になってしまった時は初心を思い出して挑戦をしてみてはどうでしょうか。
まとめ
行きたくない理由と対処法についてたくさん書きましたが、教習期間というものはあっと言う間のものです。
数ヶ月頑張れば、教習は終わります。さらに、免許合宿に行けば数週間ですね。
しかし、運転というものは、その後も永遠に使える技術なのです。
苦労してとった分、大切にしてほしい技術なのです。
昨日までできなかった事が、免許を取った事で出来るようになる事もたくさんあります。
その楽しみを失わないためにも、免許取り消しなんて事がないよう、誠実なドライバーになってくださいね。
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