ここでは、「教習所の期限切れ」についてまとめています。
実際、「日常生活が忙しく、気づいたら教習所の期限が切れてしまっていた!」、という状況に陥ってしまう方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、教習所の期限が切れてしまった時は、一体どうすればいいのでしょうか。
今回は、
「教習を受ける為に支払った費用は返金されるの?」、
「期限を延長する方法は無いの?」
などの疑問について分かりやすくまとめてみましたので、参考にしてみてください。
教習期限に注意
自動車学校へ入校してから卒業するまでの教習期限は、入校して最初の教習を受けてから起算して、9か月です。
この9カ月の間に、全ての学科教習と技能教習を修了させなければなりません。
これは、普通自動車免許取得の場合だけでなく、大型や中型、二輪など全ての車種に該当します。
これは、「9カ月あれば、運転免許を取得する為に必要な知識や、技能の習得ができる」という判断のもとに設定されているからなのです。
教習期限を過ぎた場合
9カ月たっても運転免許取得に必要な知識が得られない場合や、技能の面で取得の水準に達しない場合は、自動車の運転に対する適性が著しく乏しいと判断されることもあります。
また、
「仕事やアルバイトが多忙になり、入校時の目論見と違って、自動車学校に通える時間が取れなくなってしまった」
「家庭の都合で家を空けることができなくなった」
などの個人的な事情によって通えないのも理由にはなりません。
「自分の勉強不足で、必要な学科試験に合格できなかった場合」や、「自動車学校に通うのが面倒だったり嫌になった」などの怠慢により期間内に修了しない場合は論外です。
いずれの場合も、入校の際に契約した教習料金が返還されたり免除されることはありません。
教習期限を過ぎた場合は、「免許が取得できなくても、入校時に契約した教習料金は支払わないといけない」と覚えておいた方がよいでしょう。
教習期限を過ぎて免許を取るには
もし、再度運転免許取得にチャレンジしたい場合は、また教習料金を払って一からやり直しとなります。
(ただし、仮免許を取得されていれば2段階からのスタートです。)
再入校できない訳でもないのですが、教習期限切れの記録は残ることになります。
「本気で運転免許を取得したい」と思っているのであれば、できるだけ頑張って期限ぎりぎりになってしまっても、期限内にはしっかり卒業することが大事という訳ですね。
期限を延長できる可能性について
期間の延長が認められるケースは稀なのですが、以下の場合は、自動車学校へ相談してみる余地はあります。
例えば、急な転勤を命じられた場合などですね。
通常の転勤は考慮されませんが、例えば海外勤務を命じられた時などは相談してみましょう。
長期間帰国できない場合を除いて、「帰国後に再度同じ自動車学校へ通える」など、ある程度条件が揃っていれば相談してみる価値はあります。
但し、基本的には個人の仕事の都合なので、認められなくてもやむを得ないところもあります。
「急な病気や健康上の理由で入院等の加療が必要となり、自動車学校へ通えなくなる」といった場合は、非常に難しいのですが、その病名や加療期間によっては相談に乗ってくれる場合もありますので、ちゃんと学校には詳細を報告した方がよいでしょう。
病気を他人に知られたくない等の事情がある場合は、無理して詳細を報告する必要はありません。
絶対に免許をとりましょう
突発的な不可抗力による事情もあるかもしれませんが、やはり大金を払って通う前には、卒業までの計画をある程度たててから入校するべきでしょう。
日中の仕事やアルバイトや勉強で疲れ切った日もあるでしょうし、せっかくの休日をつぶして、一日中自動車学校で授業を受けるのも大変だと思います。
ましてや、年齢が若いと、友達や恋人と遊びたいという誘惑もあるかもしれません。
その時には「一生懸命働いて得たお金から支払った、高額な教習料金をどぶに捨てるようなものだ」と考え直してみるのもいい方法です。
また、学生さんなら、家族が教習料金を払ってくれている場合もあるので、自動車学校へ通う気持ちがくじけそうになったら、そのお金が無駄になってしまった時のご家族の気持ちを思い出すと、しっかり頑張ろう、という気力がわいてくるのではないでしょうか。
格安で免許を取るなら
「格安で免許を取りたい!」という方は、免許合宿はいかがでしょうか。
今さらですが、多くの場合、普通免許の教習料金は高額です。
普通に教習所に通った場合、卒業までに平均でAT限定なら約28万円、MT免許なら約30万円ほど必要になります。
しかし免許合宿であれば、AT限定なら約20万円前後、MT免許なら約23万円前後が卒業までの相場となっているのです。
つまり、免許合宿であれば、それぞれ平均して約7万円ほど安くなるということですね。
さらに、最短14日間で免許を取得できるというのも、免許合宿の魅力的な所でしょう。
教習所で期限切れを経験してしまったという方には、免許合宿は特にオススメです。
さいごに
9ヶ月という期間は、自動車学校独自の規定ではなく、都道府県の公安委員会が道路交通法に則って定めた期間なので、これを延長することは、原則できません。
また、教習を受ける為に支払った費用は返金されませんし、分割で支払っている場合でも、その後の支払いが免除されることもありません。
しかし、やはり無いと不便なのが自動車免許証ですよね。
後悔してしまうことも多いとは思いますが、再度、免許取得にチャレンジして頂きたいと思います。
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