ここでは、教習所の応急救護の内容や持ち物についてまとめています。
「教習所の応急救護ってどんな事をするの?」と心配になっている方や、
「人工呼吸の練習が恥ずかしい」と気になっている方々は参考にしてみてください。
教習所の応急救護とは?
自動車免許を取得する際に必ず通うのが教習所です。
第1段階では、学科と教習が主で生徒が個人で教習を受けることが主になります。
しかし、第2段階では学科教習に「応急救護」という教習の予約をしなければ受けられない、複数教習の学科が存在します。
この「応急救護」というものは、事故現場に遭遇した時に救急車が到着するまでに行う蘇生措置の事で、もしかしたら学生時代にやったことある方もいるかもしれません。
結構、恥ずかしがってやったりした記憶もあるのではないでしょうか?
羞恥心は捨てましょう
教習所では、みっちり3時間を割いて蘇生措置を学んでいきます。
友達と合宿免許に参加しようとお考えの方はなんてことないのかもしれませんが、「たまたま予約した日に知り合いがいない」という方や、個人で教習所に通っている方は、不安で「また、恥ずかしい思いをするの?」などと思ってしまうかもしれません。
しかも、学生から中年の方まで幅広い年齢層が一緒に受けますし、知らない人とペアを組んで行う教習なので、「私って結構人見知り激しい方だよ」と心配に思っている方がいるかもしれません。
しかし、実際に始まってしまえば、教官が「あなたとあなたがペアになって」と勝手にペアを組ませていくので、一人だけ輪に入れず孤独を味わうことはありませんのでご安心ください。
また、ペアといいましても特に個人的な会話をするわけでもありませんし、心臓マッサージや人工呼吸の相手をするのでもありません。
なので、組んだ相手が男だろうが誰だろうが安心してください。
相手はハイテク人形なので全然汚くありませんし、人工呼吸専用である逆流防止弁付きの人工呼吸器を使いますので、いくら清潔とはいえ間接キスを気にする方や潔癖の方であっても問題ありません。
教習所の応急救護の内容
では、「応急救護」とは、実際にどのような教習内容なのかについて書いていきたいと思います。
まず教習所の応急救護は、大きく分けると以下の4つの項目に分けられます。
最初は座学ですが、後はひたすら実技です。
- 座学
- 心臓マッサージ
- 人工呼吸
- AED
試験やテストなどはありませんが、とても大切な学科となっていますので、しっかり自分のものにできるように取り組んでいきましょう。
心臓マッサージは皆さんご存知の事と思います。
教官が目を光らせる中で「心臓マッサージ30回、人工呼吸器2回」を先ほども述べたペアと交代で行っていくのが普通です。
さらに、この学科では全力で行いますので、結構激しい動きになります。
なので、甘く見ているとビックリするかと思います。
また、蘇生措置の相手になってくれる人形さんにはデジタルメーターが内臓されており、心臓マッサージを行うテンポ、強さ(強すぎると肋骨を損傷させるため)、人工呼吸の息の入り具合が表示されるようになっており、なかなかメーターをGOODな状態にするのは蘇生措置初心者には難しいかもしれません。
AEDも音声に従って操作するだけなので特に難しいことはないと思います。
しかし、AEDを使用するときにいくつかの周囲の確認をしなければなりません。
それは、周囲の安全確認、対象者の出血確認、対象者の意識確認です。
「周りの安全確認よし!」的なことを大きな声で言わなければなりませんし、
「あなたは救急車を!」、
「あなたは110番を!」、
と指さして言わなければなりませんので、この時少し恥ずかしいと思ってしまう方もいるかと思います。
しかし、教官も目を光らせていることですし、少しばかり自分を捨てて元気よく行きましょう。
なんだこいつと思われても、もう会うこともないと思いますし、二度と一緒に応急救護を受けることもないので気楽にいきましょう。
それよりも、実際に事故現場に遭遇して恥ずかしくてできないほうが問題です。
これさえクリアできれば、後はモノを吐き出させる練習や、対象者を安全な場所に運ぶ訓練などを行うので、特に心配することはありません。
また、この学科に対して特別に持っていく持ち物はありませんので、いつもの学科に行くときに持っていくようなものがあれば大丈夫です。
あまり深く心配せず、「もしもの時」のために真剣に取り組みましょう。
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