誰しも、「電車の中で寝ている相手に寄りかかられた」という経験が一度は有るはずです。
中には、実際に電車で寄りかかられ、「どんな対応をすればいいのか分からない」と焦ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
こんな場合、どのような行動を取るのがいいのでしょうか。
今回は、「電車で寄りかかられた際の対応」をテーマに、「電車の中で寝ている相手に寄りかかられた際、あなたはどんな対処をしていますか? 」というアンケートを募集し、男女問わず10人の方に答えていただきました。
電車で寄りかかられて困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
基本的にスルー
寄りかかられても特にアクションは起こさず、基本的にスルーするという方々の意見をまとめています。
(男性44歳)
自分の降りる駅に到着するまでは、基本的には見て見ぬフリをして声をかける事もなく我慢しています。
別に、相手側の多くは悪気があってそういう態度をとっている訳ではないので、目くじら立てて怒る必要はないと思います。
もし自分が逆の立場になってしまってふと考えた時相手側の気持ちを思うと、それがベターな行動かなと思います。
基本的に、電車に乗る時間は旅行する時を除けば長くても30分程度なので、子供ではないのだからその辺りは個々のモラルに任せてお互い考えて行動すればいいと思います。
(男性37歳)
私は基本的に隣りの人が寝ていて寄りかかられても、何もせずそのままにしてあげます。
ですが、男性の場合はこちらとしても気持ちが悪いので、そっと押し返したり、咳をするなどして音を出したりして気付いてもらえるように努力します。
それでもダメなら少し前のめりに座ると、寄りかかる場所をなくして倒れそうになるため大体の人は一度目を覚ますか、元の姿勢に戻ります。
女性の場合はよっぽど化粧の匂いがキツイなどでなければそのままにしてあげますが、何となく恥ずかしいので自分も寝ている振りをします。
相手をそっと起こす
寄りかかられた際に、そっと相手を起こすという方々の意見をまとめています。
今回アンケートを取った方々の中では、この「そっと起こす」という選択をする方々が多かったです。
(男性26歳)
電車で座席に座っている時に寝ている人が寄りかかってきたら、知り合いならまだしも、見ず知らずの相手に肩なんて貸したくないですね。
そんな時は、寄りかかってきた相手を一度目はそっと起こします。
そして二度寄りかかってきたら、起こさずそっとしています。
一度目は、相手も寄りかかってきたくてやってるわけではないと思うので起こしますが、二度目は「疲れているんだろうな」と思い、そっとしとくようにしています。
正直なところ、判断は難しいですね(汗)
(女性25歳)
通勤には電車を利用していたので、寄りかかられることもよくありました。
申し訳ないとは思うのですが、中年の男性によりかかられたりすると少し嫌な気持ちになってしまうので、わざと起こすように動いてみたり、それでも起きなければ少し怒りの意味も込めて、強引に席を立ったりしていました。
もし小さいお子さんだったら、そのまま寄りかからせてあげるのだと思います。
自分も何度か寄りかかってしまうことがあったのだと思いますが、多分わざと咳をされたり動かれたりということがあったと思います。
嫌でもあまり声をかける勇気はありませんでした。
(女性40歳)
部活などで疲れている感じの女子高生ならそのままそっとしてあげますが、老若を問わず男性の場合には、スカートのすそを直すふりをするような感じで何度も座り直します。
だいたいがそれで気づいていただけるようですが、さらにぐーっと寝込んで寄りかかってこられた場合には、自分の靴を触るような感じや靴下のたるみを直すような感じで、腰から急に頭を下げるようにすると、寄りかかっていた人はほぼ全員がハッと目を覚ましてもう眠らなくなります。
(女性30歳)
眠気で本人も制御が利かずに寄りかかられてしまったというのは何度か経験がありますが、その場合はなるべく違和感のないように、さりげなく行動します。
相手が電車の揺れが大きい時にはハッと気づいて元の位置に戻る時には、わざと座り直して私が動いた事で起きるよう仕向けます。
また、肩や腕に寄りかかられてしまった場合には、その肩や腕を少し動かして頭を元の位置に仕向けつつ本人にその状況を気づかせるようにします。
特に相手が異性であり、前述した行動も効果がなくラチがあかない場合には、目的地前でもこちらから席を離れることもあります。
(女性23歳)
体を前に乗り出して、寄りかかった頭をどかしたり、電車が揺れたのをいいことにそれに紛れてすこし肩を動かして起こしたりします。
(ちょっと性格が悪いですかね。笑)
実際にそれで起きない方もいらっしゃいますので、その場合はもう諦めるか、どうしても無理だったら席を移動します。
他の席が空いてなくても席を立つほど人に肩を貸すのは苦手です。
(特にそれが他人だと尚更です。)
声をかけて起こすほど度胸はないものですから…。
しかし、私も他の乗客の方の肩を借りて眠ってしまった経験がないわけではないので、みなさんで理解し合うしかないでしょうね。
寝ないというわけにもいきませんから…
(男性19歳)
自分の経験の中では、終電の電車や、南武線で寄りかかられることが多いイメージがあります。
そんな時、僕は一度肩を動かして様子を見ています。
たいていの場合は、それで隣の方は気づいて離れることが多いです。
もし起きてもらえなかった場合、そのとき自分が次の駅で降りることが決まっていればあまり気にすることはないのですが、しばらくその座席にいる時は何回か肩で起こしてあげることが多いです。
酔っ払ってる方はなかなか起きないので、少し強めでも大丈夫ですね。笑
(女性33歳)
私は過去に2度寄りかかれたことがあります。
一度目は、私の性格上もあり「ちょっと!すいません」と言う事がなかなか出来ず、自分の肩を微妙に揺すってみました、ですがなかなか相手の方に気づいて貰えず、他の席へ逃げる事も出来ず、結局相手の方から気づかれるまで少し時間がかかりました。
二度目は、さすがに男性だったこともあり、とっさにしたのか、クシャミをするフリをしてすぐに相手の方に気づいてもらいました。
積極的に起こす
寄りかかられた際、積極的に相手を起こすという方々の意見をまとめています。
なかなか勇気がいる選択なだけに、この手段を取るという方は少ないようです。
(女性38歳)
私は電車の端の席が大好きなんですが、端でも壁に寄りかかり、荷物が端から席まで来るので、いつもイライラしてます。
その場合は、私のそばにでて来た寄りかかり出た荷物をパンチして、わざと知らんぷりします。
隣の席に座る人が寄りかかってきたら、よけるようにつつきます。
もしくは、睨みながら、小さく叩いたりしちゃいます。
寄りかかられると、本当にイライラします。
そんなに眠くなるまで遊んでしまう高校生。
若いっていいなぁと最近になり思いました。
それだけ自分も年老いました。
まとめ
いかがでしょうか。
今回アンケートに答えて頂いた方々の中では、「そっと起こす」という行動を取る方が多かったです。
見ず知らずの他人を露骨に起こすというのは、恐怖や「何をされるか分からない」という不安が有りますから、多くの方が避けるのも当然と言えるでしょう。
また、上の3つの選択肢のどれも取りたくないという方は、「静かに席を立つ」という選択肢を検討してみてもいいかもしれませんね。
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