今回は、独身の方12人に対して、
「老後、もっとも不安に感じていることは何ですか? 」
というアンケートを実施し、それぞれの経験談を教えて頂きました。
独身生活の老後に対して不安を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.年金が不安
◆48歳男性派遣労働
- 老後への不安:とても感じる
年金をあてにしてますが、50歳手前で年金機構のホームページで65歳からの、年金支給金額を確認してる時など、15年後にホントにこの金額を支給してくれるのか?不安になります。
2.老後の生活資金が不安
◆31歳女性会社員
- 老後への不安:少し感じる
老後の生活資金です。
今は両親も健在ですし、兄弟も未婚なのでよく連絡を取り合っていますが、今後自分も年を取っていくと、両親がいなくなり、さらに兄弟も結婚して縁遠くなることも考えられます。
そうなると、老後一人で生活していくのは難しいですから、老人ホームへの入所という選択肢を考えると、とても資金面で不安を感じます。
特に私達世代は、年金が十分にもらえるかも分からない世代ですから、今からしっかりと準備していく必要があります。
3.老後の経済的な不安
◆50歳男性自営業(一人暮らし)
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:101万円〜300万円
経済的に生活がやっていけるのか、とても心配です。
50歳になり確実に体力が落ちてきています。
またメンタル的にも今までのような強い気持ちを持つことが難しく感じており、いつまで仕事が続けられるのか心配です。
自営業なのでもちろん退職金もなく国民年金は掛けているのですが、わたしたちが貰えるようになるのは何歳になるかわかりません。
また貰えたとしても、支給額が6万円前後と少なく1人で生活できるイメージが湧かないので不安で一杯です。
4.預金が不安
◆31歳女性事務員(一人暮らし)
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:100万円以下
老後一人の場合、やはり持ち家が無いかもしれないという心配や、何歳まで元気で仕事が出来るのか、また預金に関しても不安な点はたくさんあります。
あと、色々と年金の給与額も変わってきているみたいですが、私が老後もらえる年金も支払った分の同等の年金を受けれるのか不安です。
年金のみでは生活は出来ないと思うので、1人に対して必要な老後資金をたまにネットで目にしたりもします。
とてもじゃない位の多額な預金を、老後に準備しなければいけないと思っています。
今は年金保険も別でかけてますが、それでも不安です。
5.母親のお世話が不安
◆54歳男性会社員(バツイチ)
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:501万円〜999万円
私自身、禁酒禁煙で体はとても健康です。
独身生活を楽しみ、身の回りのことは母に任せていました。
しかし、最近母の体調が思わしくなく些細な事で口喧嘩になります。
もし彼女がいなくなれば自分自身で生活できますし、貯蓄も少しはあるのですが、とても不安です。
母がいなくなった時に、食事の支度や風呂の掃除、洗濯や掃除などを誰がするのでしょうか。
自分で家事をすればいいのですが、寂しくなります。
親の有り難さを今とても感じています。
6.無事出産できるか不安
◆30歳女性パート
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:101万円〜300万円
結婚できるかどうかは、今の年齢であればあれこれ条件を言わなければできるとは思いますが、子供を高齢出産と言われる年齢までに産むことができるのか、もしかしたら子供を持てないのではないかと、最近30歳を迎えてから不安があります。
昔とは違って、子供を育てる資金を稼げるのか、子供を産める環境になれるのかということも不安です。
また、一人っ子なので親に孫を見せられないかもしれないという不安もあります.
親はまだ50代と健康ですが、祖母が認知症になったのを見て、親が認知症になったらどうしようという介護やお金の面での不安もあります。
7.病気の不安
◆40歳男性セラピスト(バツイチ)
- 老後への不安:少し感じる
- 老後に備えた貯蓄額:全く貯蓄していない
不安に感じることは、ケガや病気になり自分で身動きがとれなくなってしまった時に、面倒をみてくれる人がいなかった場合、不安を感じます。
自分自身で病院に行ったり、身の回りのことができる程度のケガや病気なら良いのですが、骨折や入院が必要となるケガや病気になってしまったら、このまま独身でいたらどうしたら良いのだろうと考えてしまうことがあります。
兄弟もいますが、私より年齢が上ですし、どちらかというと私が兄弟の面倒をみなくてはいけなくなるのかなと思ってしまうこともあります。
8.持病が不安
◆33歳女性会社員(一人暮らし)
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:101万円〜300万円
腎臓に持病があるので、これから年齢を重ねて体力がなくなっていくにつれて、今よりもさらに症状が悪化するのではないかという不安があります。
このまま独身一人暮らしで老後を迎えた時、急に病状が悪化してしまって倒れたら誰が見つけてくれるのかなとか、入院や医療保険申請の手続きも全て一人でしなければならないなとか、定年して働かなくなった時に医療費や保険料が今まで通り支払えるのかなど、病気に関する不安がとても大きいです。
9.急病が不安
◆32歳男性会社員(一人暮らし)
- 老後への不安:あまり感じない
- 老後に備えた貯蓄額:100万円以下
1人暮らしなので、何かしらの病気又は心臓発作などを起こして倒れた時に、救急車を呼ぶことが不可能に近いところがとても不安です。
また、あまり料理をしない生活を送っているので、これからの生活が健康から崩れてくんじゃないるかなという不安もあります。
最近では老後の費用としてお金を貯めていますが、なかなかお金が貯まらなく、老人ホームに入れるかも不安です。
いつも家にいるとしても、1人なので寂しくしゃべる相手もおらず、コミュニケーション能力の低下が著しいと思われます。
10.いつまで働けるか不安
◆47歳男性アルバイト(一人暮らし)
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:100万円以下
一番の不安はいつまで働けるかということです。
自分が65歳くらいになって、いわゆる年金受給者になった時には、きっと年金だけでは生活できなくなっているでしょう。
また、現時点でも仕事が見つかりにくい状況な上、以前体を壊した経験もあり力仕事は無理なので、どんな仕事なら働き続けられるのだろうと常に考えてしまいます。
幸い、大きな病気等にかかったことはないので、寝たきりということにはならないと思いますが、今の社会情勢のままでは、老後を迎える前に生活が成り立たなくなるのではないかと思ってしまいます。
11.一人で生きていけるか不安
◆31歳男性会社員
- 老後への不安:あまり感じない
- 老後に備えた貯蓄額:全く貯蓄していない
独り身だと、老後は体力も落ち、病気やケガをするリスクが高まると思います。
まず体力が落ちると、家事や買い物にしても、色々な日常生活をするのが億劫になりかねません。
そんな時独り身だと全て自分でやるというのは大変かもしれません。
食事も栄養が偏ったものになる可能性もあります。
次に、病気やケガになったときですが、独り身だと病気まで1人で通院や入院をすることになるので、体力的に厳しいでしょうし、心細いと思います。
最悪の場合、独り身だったので、助けを求められずに死んでしまうこともあり得ます。
老後は体力の衰えや、病気や怪我の際の対応がこれまで通りにいかないことが不安です。
12.一人で亡くなるのが不安
◆30歳女性ヘアメイク(一人暮らし)
- 老後への不安:とても感じる
- 老後に備えた貯蓄額:101万円〜300万円
一人で亡くなるのが不安です。
今はお友達もいますし、一人での楽しみも知っているし、何より健康なのでまだ不安はありません。
けれど、周りは皆さん結婚していき、ふと気づいた時には私独りに。
たまに会うくらいでも、皆さん家庭を持つとだんだんと疎遠になっていき、会う回数もへり、だんだんと友達も減っていきます。
年をとるにつれ、若い時みたいに出会いもなくなり、気がつけば一生独身。
生活するのも困難で、仕事もなかなか見つからず、誰にも気づかれないまま一人で亡くなるのではないかと不安に感じます。
まとめ
いかがでしょうか。
多くの独身の方々が不安に感じているのは、「お金」と「病気」の問題のようです。
また、今回アンケートでは、現在の老後に備えた貯蓄額が300万円未満だという方が多かったですね。
一般的に、独身の方が老後を安心して過ごすためには、60歳までに公的年金以外で2000万円の貯蓄が必要だと言われています。
この額はあくまで目安ですが、一体何歳まで生きるか予想できない現代において、老後に必要な貯蓄額を低く見積もるべきではありません。
将来、病気の治療費や、介護費用が必要になったときに困らないためにも、できるだけ老後のための貯蓄はしておきたいですね。
こちらもどうぞ。